サチ子の波乱万丈記録
幸子 53歳
姓が4度変わった人生を歩んでいる。
友達からは『あれ?今の苗字なんだっけ?』と聞かれることもしばしあり、混乱を招いていたのは紛れも無い事実で、友達から呆れられてた事もあったと思う。
多分、大正、明治、昭和初期だったら、白い目で見られていただろう…離婚の二文字
それを3回もやらかした人生である。
昭和の終わりから平成にかけては、バツ2という言葉が流行るほどマイナスイメージが薄れていった
明石家さんまには足を向けて眠れない日々が続いた。
そして、皮肉なことに名前が幸せな子どもと書いて「サチコ」である。
名前を付けてくれた親には本当に申し訳なく思っているが、こればかりは仕方がない。
そして平成が終わろうとしている今、サチコは「幸せってこう言う事なのね」と思うほど、日々を平和に過ごしている。
2008年、最後の波乱を乗り越え掴んだ幸せだ。
この出来事、周りからは「どうしてイバラの道に進もうとするかな?ワケがわからない」と言われた最後の決断だった。
本人は?と言うと、進もうとする道を茨とは思ってはなくて、進んだら茨の道だったって感覚でしか無い。
自分がこうと決めたら、誰に何を言われようと進んでしまうし、茨の道だったとしてもモガきながら突破してしまう変な力を持っていた。
そんな茨の道を突破して行くごとに、経験値が上がって行く。まるでファイナルファンタジーである。
この後ページを進めていただくと、何度となくあの音楽が頭の中で流れる事だろう。
そして今、平和に過ごしてるからなのか、振り返る時間が多々あり「よくやって来たな」と思う事ばかりが思い出される。
すでに戦闘モードとかけ離れ、年も取り、パワーが無くなったからと言うのもあるだろうが、自分で自分を褒めてあげたい。
何度となく精神的にも体力的にも限界を向かえるが、自分の進んできた道を何ひとつ後悔していないと言うこと。
「何ひとつって…あり得ない」と思われるから、ひとつ挙げるとするならば、若い頃に英語の勉強をしておいたら良かったということ。
今、勉強してもなかなか頭に入らない年頃である。
私の座右の銘は[ 後悔しない人生を歩む ]
今思えば、常に色んな選択せざるを得ない場面があり「どうしよう」と悩むのだけど
決めるのは「こっちに行かないと後悔する」って思った方に進んでいた気がする。
それがイバラだったのかも知れないが…
茨の道を進みながら、もうひとつの道に行った自分を想像してみるが「やっぱり間違ってなかった」と思っていた。
茨の道を歩いているにも関わらず、間違ってなかったと思うの私は相当おバカなのかも知れない。
悩みながらモガきながら、必死で生きて来たおバカな女の半生であります。