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私は剣の作ってくれた朝食をもくもくと口にほうばる。
剣は新聞を読みながら紅茶を飲んでいる。
そのせいかリビングはシーンとしている。
私はチラッと剣を見た。
なんか・・・カッコイイ・・・。
ふいんきってゆーかなんかカッコイイッ!
「・・・なに?」
「へ?!?!?!」
剣が私を睨む。
「さっきからこっち見てるケドなんか言いてーの?」
「いや。。。別に。。。」
私は俯く。
なんかさっきから剣冷たいなあ・・・。
「なあ、さっきからゆっくりしてっけど間に合うわけ?」
私は時計をチラッと見た。
時計の針は8:30を過ぎていた。
私は思わず固まった。
「どした?」
「・・・もう完璧に遅刻・・・」
私は顔を青ざめた。
今まで学校遅刻したことないのに・・・。
ちょいショック。
剣が急に立ちあがったので私は顔をあげた。
「じゃあさ、サボンの手伝ってよ」
・・・へ?
「どこ行くかな〜。やっぱ遊園地とかか?」
「子供っぽいかっ」
なんか・・・話勝手に進んでるンですけど・・・?
「ね、ねえ!話進めてるケドもしかして剣もサボる気?」
「え?そうだけど?」
剣は意外にもあっさりと答えた。
「だ、ダメだよッ。剣はまだ間に合うでしょ?」
「間にあわねーよ。だって乙葉と一緒の学校だし。それに俺、サボってばっかだからどーってことねーし」
そいや一緒の学校だっけ。
って関心してる場合じゃないッ!
「で、でも!」
「もーうっせえな!!」
剣は私の手を握った。
ドキッ。
私の胸は高鳴った。
「行くぞ!!!!」
「えっちょっ」
私は剣に引っ張られ、家を出た。