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第84話 監督の息子・・
キャッチボールを始めた相馬、4回裏も0点になり、試合は5回に突入した。
・・・親父、ピッチャー代えてきたな。まだ、俺は投げられる。いいピッチャーが3人いると前聞いていたが、俺は1人で投げきるつもりじゃないと・・。
佐々木三郎は思っていた。
5回表、相馬はマウンドにあがった。
相馬の気持ちは上がっていた。
右腕を振る。
ボールはスライドしながら打者の脇から中央に入った。
「ストライク、バッター、アウト。」
三振に取った。
兄で横浜ジャガーズの相馬登はラビットズカップに出場し、ベスト8まで上りつめた。
その兄の成績を超えたいと思っていた。
「チェンジ。」
5回表、相馬は3人で抑えた。
その後、試合は進む。
5回、6回、7回と両チーム点が入らなかった。
相馬も昨日からの連投で疲れが出ていた。
「次、山口行くぞ。」
「はい。」山口は答え、グローブを持ちグランドを出る。
「頼むよ。」相馬は山口に声を掛けた。
「まかせろ。今日は絶対勝つ。」
山口は気合の入った声でグランドに出て行った。




