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俺とお前と野球とあの子  作者: musicalyoi
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第三十三話

 中村はそう思っていた。昨日練習を見に来ていてピッチャーと聞いてどんな球を投げる

のかと思っていたがまさかこれほどとは・・・・・。

 この日は実際の投手が投げてのバッティング練習も行われた。

 「じゃあ、中村投げてくれ。」佐々木監督が言った。

 「はい。」 

 ・・・すごいピッチャーが来たな。

 レギュラー捕手の佐橋も同じことを思っていた。

 球からしてもチームの頭二つでている2人と匹敵している。

 このチームは全国に行けるぞ。佐橋はそう思っていた。しかし、この3ヶ月間の相馬と中村の頑張りを見ている自分としてはすこし不安にもなった。

 「佐橋、休憩が終わったらバッティング練習をするからキャッチャーを頼む。」佐々木監督が言った。

 「はい。」


 「ストライク、バッターアウト。」

 中村のフォークで三振を取った。

 帽子を取り汗をぬぐう。

 次のバッターもフォークで三振。

 次々と中村は三振を奪っていった。

 打順が1まわりし、中村の登板は終わった。

 「では次、相馬ピッチャーをしてくれ。」

 「はい。」


 投球練習をした後、佐橋が相馬の元に来た。

 「中村は三振が多かったが、相馬のツーシームは打たせて取る球だ。」

 「そのつもりだよ。」

 「そうか。わかった。」


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