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祝!第100話 キャッチャーミットが音を成す・・勝利の瞬間・・
2アウト。
相馬の鼓動は早くなっていた。日本一が目の前にある。
「9番、岸田くん。」
バッターボックスに入る岸田。
この投手から自分が打たなければ負ける。
この勝負負けられない。
ついにあと1つ、そして相手はピッチャーだ。この決勝の舞台まで戦ってきたのだろう。だからこそ、ここで抑える。
この勝負負けられない。
山口は思っていた。
1球目、真っ直ぐだった。
岸田は空振りした。
「ストライク。」
2球目も真っ直ぐだった。
岸田は空振りした。
「ストライク。」
2ストライク。
「ストレート。」佐橋からサインが出る。
頷く山口。右腕を振った。
「バチン。」キャッチャーミットが音をたてる。




