PVを増やすテクニック的な6つのナントカ
どうも、でもんです。
この度、底辺作家(ブックマーク100未満と定義されている)を卒業しました! ほんのちょっとだけですが……
そんな私自身が課していた最初のハードルをクリアした事を祈念し、短編エッセイシリーズ 「ブクマ向上委員会」第3弾をお届けします。
「小説家になろう」で書き始めて2か月弱、この間PVを増やすために試行錯誤してきました。その間、気がついた点などをまとめましたので、ご参考にしてください。
題して、『PVを増やすテクニック的な6つのナントカ』です。
なお本作では、小説のタイトルや、あらすじ、本文の書き方については一切触れませんので、ご了承ください。
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【その1】手動投稿は基本です
まず一番最初にシンプルな方法です。こちらは、色々な方がオススメしているオーソドックスな方法なので、さらっと終わらせます。予約投稿はあっという間に新着から流れて消えていきます。できるだけ、ポチっと手動で投稿しましょう。どんなに名作であっても、人の目に触れないというのであれば、誰も評価してくれません。
むしろ、ブクマ貴族の方々は率先して予約投稿を使ってください。
10,000pt以上の方は0時以外に投稿しないでください。心の底からお願いします。
【その2】投稿する時間帯を考えよう
私の個人的な感触ですけど、16時台が結果的に一番PVが伸びてくるように思えます。多分、投稿数と読者数のバランスが一番いいタイミングなんじゃないでしょうか。同じ夕方でも18時は伸びが悪いですね。午前中はオススメしません。19時〜21時台は、どこも似たり寄ったりです。22時以降の投稿もやはり伸びが悪い気がします。
なお、ここでいうPVの伸びは投稿した時間だけのPVだけでなく、投稿後12時間くらいのPVの伸びを指しています。この辺りはどうしても手探りになる部分も多いので、投稿しながら調整というのが良いでしょう。
【その3】投稿する曜日も実は大切
初心者作家が投稿するなら平日がオススメです。
土日は利用者も増える一方、投稿数も増えるようで、新着での露出時間が少なくなります。日間ランキングクラスだと、土日の方が良いのかもしれませんが、PVが少なくて悩んでいるレベルであれば、平日月- 木の投稿をオススメします。
金曜日は遊びに行く人が多いのか、若干アクセスが落ちる気がしています。他の作家さんはどうなんでしょうか……この辺りは作品がターゲットにしている年代層によっても違うかもしれませんね。
【その4】複数投稿って美味しいの?
これは拙作エッセイ『悲話! 底辺作家が連載中の小説を1日で10連続投稿してみたら』でも書いたのですが、作者が思うほど複数投稿の効果はありません。少なくとも2話投稿=PVも2倍という図式は当てはまりませんでした。これは新着に対する読者の傾向が大きく分けて2パターンあるのだと思ってます。
・新着で目に付いた小説にアクセスする普通の読者
・新着順に掘り出しモノを探しに来るコアな読者
「小説家になろう」は作品数も膨大なためトップページの新着リストに表示されている時間は長くても20分くらい。このため、普通のユーザに対しては新着での訴求効果は低い……運任せの部分が多いと思っています。一方、コアな読者の方は投稿時間帯に関わらず、ある程度までは探してくれます。
一般読者はどちらかと言えばランキング作品に偏るんじゃないでしょうか?
また、ちょっと新着に載っただけで、一般読者の心を捕らえるような作品であれば、PVを増やしたいなんて悩む必要もありません。どっかいってください。羨ましくなんかないんだからー!
さて、こうなってくると我々のターゲットは良作を掘り起こしてくれるコアな読者です。
※ 自分の作品は良作ですよね? だから発表しているんですよね? 自分で書いているものを、読者の方に読んでもらうのであれば、これは、作家としての最低限の礼儀だと私は思っています。私は自分の作品を書きながら、悲しいシーンでは泣いちゃう時もあります。はい、気持ち悪いデスネ。
話を戻して……ターゲットをコアな読者とした場合、新着リストの上位になるよう複数回投稿するのではなく、毎日投稿する事の方が効果的です。良い作品はブクマ貴族になれるかどうかは別として、ちゃんと気がついてもらえる……はずです。
【その5】Twitterとか使ってみよう
反則技と感じる方もいるかもしれませんが、Twitterや2chなどの掲示板での晒しなどを利用した宣伝活動は大切です。とにかく読者がついていない作家は、あらすじのページに来てもらう事が重要なので、読者を増やしたいというのであれば、セルフプロモーションが必要だと思います。他媒体だけでなく、活動報告でのアナウンスも良い効果があると思います。
小説家になろう用のアカウントを持たれている方も多いので、参考にしてみてください。
なお、何でもやりすぎは逆効果なので、その辺は空気を読みましょう。
【その6】短編の利用
短編は「新着の短編」として別枠でトップページに露出しています。短編そのものが読者の気を引く内容であれば、そのランキングタグに長編へのリンクを作っておくというのも手法の一つです。個人的には、この効果は高いと考えています。という事で、私もこの作品の最後に長編へのタグを埋めますが……。これもセルフプロモーションの一つですね。
これもやりすぎは逆効果なので、空気を読むのは大切です。
短編を連続10本投稿して、新着リストを埋めた日には……スルーされて終わる事になるでしょう。
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PVそのものを伸ばす事は、読者数増加と必ずしもリンクしません。効果があったかどうかは、話別ユニークユーザを確認する必要があります。PVは自分の作品に「興味を持った人の数」を計るだけのものなので、実際の読者数とは全く一致しません(目次のページへのアクセスもPVに含まれますし、一人の読者が複数のページを言ったり来たりしても、すべて+1でカウントされます)
でも、PVが増えてこないと自分の作品にダメな部分があるって考えられないし、どこが悪いか……という点も、見えてこないんですよね。
本質的には「タイトル、あらすじ、冒頭3話から5話」の3つの要素で読者を引き込み、その後、読み続けてもらうだけの表現力、キャラクタ、ストーリーが必要になってきます。そのために、まずはPVを増やし、話別読者数の傾向を読み、自分の作品の弱点、欠点を見つけ出し、推敲し直しましょう。
いつかはブクマ貴族に成り上り、書籍化される事を夢見て……
という事で、単純にPVを増やすためという点に絞った「技術的なナントカ」をまとめてみました。主観と個人的な経験則で書き連ねた内容でしたが、皆様の作品の一助になればと思います。
「そこは違う」「こう言うやり方もある」みたいな事があれば、ぜひ、感想にお書きください。参考にさせていただきます。
2020/07/03の後書き
入選の評価をいただき電子書籍化した作品も含め、私の文章では、このエッセイが一番読まれている事実を前に、喜びと虚しさを感じております。も、勿論、誰かのお役に少しでも立っていれば、物書きとしての喜びは本当に大きいのですが……でも……でも……でもやっぱり違うんですよ……私の書いた小説、小説を読んで欲しいんですよぉぉぉぉ(心の叫び)
2020/08/11の後書き
なんだかんだと毎日20-30名様に読んでいただいているようです。ありがとうございます。
帰りしなに☆☆☆☆☆をポチっていただけますと、尻尾を振って喜びます。そして是非とも小説の方もチラ見してお帰りいただければ幸いです。