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第四回 :アティス大陸の軍制について……

 さて、今回はアティス大陸での軍制を少々述べさせて貰います。

 この大陸での軍制は、古代王国時代と諸王国時代では一転していますが、その両方を軽く説明させて頂きます。


 まず、諸王国時代においての軍制は、基本的に「騎士団」を中心とした軍制となっています。

 アティス大陸の「騎士団」は、上級騎士(貴族のこと)である「騎士団長」を長として、「親衛騎士団」「機械化騎士団」「(一般)騎士団」の三種に分類されます。

 「親衛騎士団」とは、国王護衛の為の直属部隊であり、他の二団より上位の団とされ、他の団の騎士を指揮する場合もあります。

 「機械化騎士団」とは、魔法機械兵器の運用を行う部隊であり、戦時においては主戦力となる部隊です。「フォーサイト王国」においては、「鉄騎騎団」がこれに相当します。

 そして「(一般)騎士団」とは、魔法機械兵器を乗機や従者とすることのない部隊のことで、治安維持や儀典への参加等が主となり、国によっては設置していない場合もあります。

 そして、「騎士団」とは独立して魔法機械の整備等を行う為の「技術師団」が存在します。これは「宮廷魔術師団」と兼用となる場合も多くあります。

 「フォーサイト王国」では、両者が「魔導技術師団」と言う組織が兼用しています。


 しかし、これには幾つかの例外があります。

 まず、「フォーサイト王国」においては、「ドールホース」の産出量が多大の為に、「機械化騎士団」である「鉄騎騎団」以外の騎士たちの騎馬もドールホースが用いられています。

 また、「トルヴシティ」等の飛行能力を持つ「ドール(魔法機械人形)」の産出量の多い国では、「機械化騎士団」を「陸戦騎士団」と「空戦騎士団」の二団に分けている王国があります。

 そして同様に、「ナインサイト」等の遊泳能力を持つ「ドール(魔法機械人形)」の産出量の多い国では、「機械化騎士団」を「陸戦騎士団」と「海戦騎士団」の二団に分けている王国があります。


 さて、「古代アティス王国」における軍制は、「魔法軍」「陸軍」「海軍」「空軍」の四種の軍を持つ軍制を取っていました。「古代ユロシア帝国」の軍制は、基本的に「魔法軍」と「護衛軍」の二種の軍があり、「護衛軍」が「陸」「海」「空」の三軍に分裂したことになります。

 「魔法軍」は「帝国魔法」の使い手による軍であり、大規模な「帝国魔法」を用いて敵を討つことを目的としており、「ユロシア帝国軍」の主戦力となっていましたが、「アティス王国軍」では他の三軍の補佐的な存在になっていました。

 対して、他の三軍は魔法機械を主力とする軍です。前身となった「ユロシア帝国」の「護衛軍」は、文字通り「魔法軍」の護衛と言う立場でしかありませんでしたが、「アティス王国」の三軍――特に「陸軍」は「アティス王国軍」の主戦力となっていました。

 ちなみに、「アティス王国軍」の階級序列は、特殊な名称を用いており、各四軍の長である「元帥」に続いて「将士」「佐士」「尉士」「曹士」「兵士」と言う区分があり、「将士」から「兵士」までの階級は「上級」「下級」に分かれており、十一の階級が設置されていました。(ちなみに、メタルビーイングが「元帥」位を得た事はありません。)


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