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第十三回:妖精王国と妖精公国について……

 今回は、メレテリア世界におけるフェアリー族の国家について述べさせて頂きます。


 フェアリーの国家は、南方大陸の『妖精王国』、東方大陸の『妖精大公国』、西方大陸の『妖精公国』の三国家が存在します。何れもフェアリーの貴族種によって形成された国家です。

 特筆すべき点は、他の妖精族の国家と異なり、国家を構成している人員が古代種であるノーブル・フェアリー(=フェアリーの貴族種)のみで、下位種であるピープル・フェアリー(=フェアリーの平民種)は国家形成に特に関与していないところにあります。

(これは他の妖精族の国家において、古代種・上位種が貴族階級を占め、一般種・下位種が平民・奴隷階級を形成するという事例と異なる点と言えます。)


 さて、これら三国家の祖となったのが、南方大陸の『妖精王国』になります。始祖の直系であるドーンウィンド家当主が“王”の称号を持って国主を務める国家であり、南方大陸の“水の森”をその版図とします。広義には、残る二つの『妖精公国』も『妖精王国』の飛び地であるとされています。

 また南方大陸において、幾つもの公国・伯国等の連合国家として成立しているフェルン王国において、王国の一部とされながら、独立した『王国』と認められていることでも知られています。


 そして、東方大陸と西方大陸の『妖精公国』ですが、両国は神代の時代に、ドーンウィンド家の者――当時の王妹――が従う者を連れて“水の森”を離れ、東方大陸の“光の森”と西方大陸の“風の森”に移り住んで成立したものです。

 東方大陸の『公国』は“シャイニングウィンド大公爵”の称号を持つ者が国主を務める国家であり、西方大陸の『公国』は“シルバーウィンド大公爵”の称号を持つ者が国主を務める国家になります。この二国を治める大公爵の内、“シャイニングウィンド大公爵”の方が上位であるとされる為、東方の『公国』を『大公国』と呼び習わされています。


 これら『妖精王国』・『妖精公国』は、(作中にも触れられていますが)平民種のフェアリーも含めた“フェアリー族の宴”を行う場所を提供し、それに饗する為の酒食を準備する為に成立したものと言われています。


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