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名前の無い子供
思いつくままに…。
またさみしんぼくん達です(汗)
一部暴力的な描写があります。
『穢らわしい』
『お前なんて産まなければ良かった』
何度も聞かされた呪いの言葉。
父親も母親も顔を見る度に罵り暴力を振るい外に放り出す。
見かねた使用人たちが何度か隠れて食べ物や着物を持ってきてくれたけれど、何故だかとても恐ろしくて手を出せなかった。喋るということも次第に忘れていきしまいには本当に声が出なくなった。
小さな身体を震わせながらただ耐えるしかなかった日々。最初こそ認められたいと努力したものの全く報われない現実を突きつけられて足掻くことを止めた。自分は両親にとって邪魔な存在でしかなく、ただ殴られたり蹴られたりするだけのモノなのだと理解した。
逃げるという選択肢は浮かばない。
与えられる痛みを享受することがその時の全てだった。