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クリスマス

作者: ぼけりんご

キラキラ光る街の装飾が私の心に影を落とす。

今日は人の心が浮き立つクリスマス。

でも、私はそうじゃない。

恋人も友達もいない一人暮らしにとっては

ただの12月25日でしかない。

そしてその事実がより私を憂鬱とさせる。


家に着くと郵便受けにいくつかのDMが届いていた。

あぁ、またシュレッドしなければと思いながら、

一枚づつ差出人を確認していく。

ふと、見覚えのある名前の書かれた封書があった。

「メリークリスマス。毎日頑張り過ぎてない?

休むことも大切だよ。たまには家に帰っておいで。」

端的な、だけど優しさのこもったメッセージと新幹線のチケットが入っていた。


冬のキンとした冷たさが漂うなかで、

母からのプレゼントだけが温もりを放っている。

その温もりに満たされて、私の心が丸くなってゆく。

クリスマスも悪くないな。

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