あの頃のように
その瞬間に恋をした
あなたはわたしが思い描く恋の前に
恋をしていますか?
せめて・・と、わたしは尋ねてみた
あなたと行ったキラキラまぶしく輝いてた海のこと
もう思い出せないのなら
それでいいと
わたしのほうは
思い出そうとしなくても
誰かにやさしくしたり
自分を励ましたりすると
勝手に
あのときのキラキラが出てくる
ただ、あなたの表情が
いまではそのキラキラに隠れてしまい、
あまり分からないだけ
いつか、こんなときがあったね
なつかしく語ることはもう難しいけれど
せめて、
わたしはあのときの思いと変わらないでいる
あなたの恋と
わたしの恋
どちらが重いかなんて
いまではどうでもいいことを
あのときは真剣に考えていた
わたしなりの恋は
いまココロのあたたかい部分で
さまよい続けている