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第5話


サマンサ「フィルト君、マーサさんのお家に行ってお水をお願い。終わったら、宿屋で手伝いね。

次はマーガレットさんの家がいいわ。」


フィルト「わかった。小波姉ちゃん行こう!」


小波「うん!あ、でもここにも水を」


サマンサ「ここは最後でお願いします」


小波「え。でも」


フィルト「急ごう!」


こうして、小波は手伝いができる家を2件回った。

めちゃくちゃ感謝されつつ、奥様達はすぐへ宿屋へ


フィルト君だけが村長の家に戻り、連絡係の人を連れてきた。

ここからは連絡係と各家庭を回った。

連絡係のロバートと一緒に

夕方には宿屋で炊き出しがあることを伝えながら回った。


ロバート「ここから後3軒は病人がいる家だ。」


小波「はい。」


(ナビさん、私うつるかしら?)


(小波様は大丈夫ですね。むしろロバートさんが危ないです。栄養失調と脱水起こしてますから。)


小波「ロバートさんは外で待っててください。うつります。」


ロバート「えっ。いやでも。」


小波「ロバートさんが病気にかかると困りますよね?みんなが。だからここで待っていてください。それからこれ飲んでください。」


あちこちで配って量の減ったスポーツドリンクをロバートさんに渡した。


ロバート「うまいっ こんなに甘いもの…」


小波「飲み終わったら、そこに水入れますから持っていてくださいね。」


ロバート「ああ、わかった。ありがとう」


小波「失礼します。小波ともうします。お水配布に来ました!」

元気にお家に入って行ったのだった。



元気な住人に先に飲み物を飲ませて、水をくむものにクリーンをかけてもらう。

水を汲んだら、病人のもとへ

ナビから栄養失調と脱水のひどいやつ、感染症も起こしていると


(感染症はどうしたらいいの?)


(とりあえず薄めたスポーツドリンクで様子見ながら、元気になったら乳酸菌飲ませて自然回復願うしかないよ。

整腸薬買わなかったんですよね?)


(うっ。すみません。)


ナビから言われた通り、スポーツドリンクを水で薄めて少しずつ飲むように指導。

あとで、炊き出しの料理をこっちに分けて持ってくるからお皿の用意をお願いした。

他の人にうつる可能性があるのでみんなが元気になるまで小波がここへ来ることを約束した。


涙を流して感謝された。



その後あと2軒も周り、1軒は感染症はなしだけど脱水と栄養失調がひどい。そして子供だった。

もう1軒はおじいさん感染症も起こしていてぐったりしていた。


村長の家に戻り

サマンサさんにも飲み物を渡してゆっくり飲むように伝えた。

そして、サマンサさんとロバートさんにはチョコレートを2粒ずつ私、ゆっくり食べるように伝えた

この人たちの性格上、食べ物を最初から我慢して村の人に渡していた可能性が高いと思ったからだ。

一番働く人は一番食べなければ倒れる

倒れられて困る人は食べてもらわなくては。


チョコレートを食べた2人はお互い顔を見合わせ目が飛び出んばかりに驚いていた


サマンサ「小波様!こんな高級な甘いものどうして食べさせたのですか!こんな…おいしい…」


ロバートの肩を借りて泣いていた。


小波「泣けるだけ元気が出れば大丈夫。ゆっくりお水飲んで座ってください。

夕方宿屋まできてくださいね。全員で食べても余るだけ炊き出しの作りますから!」


小波はそう言うと水を汲んで宿屋へ戻って行った

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