第1話
前回、種族はハーフエルフ
スキルは、無限収納と鑑定
あとは当選金の6億使いたいから日本の商品買えるようなスキルはないかという小波の無茶ぶりに
転生の神が面倒そうに悲鳴をあげたのだった。
”ちょっと待ってよ。今考えるわ。その間に、転生か転移どっちにするかあんたも考えておきなさい。”
「はい。転生だったら生まれるお家も選ぶんですか?」
”あー!そうね、転移にしましょう。”
「もう面倒だなって思ってますね?あなたは順番に来た人のたった1人ですけど、私の次の人生がかかってるんです。
もっと一生懸命にやってくださいね。あなたどうせここからみてるだけもしくは見もしないで次つぎ振り分けるだけなんでしょ。
人生よ人生!大事なんだから!でも転移でいいです。年齢は成人になりたてでお願いします。」
”わかってるよぉ。 転移ね、あんた面倒そうだからその辺の草原にでも下ろすから。道に迷ったとか適当なこといいなさいね。
召喚からの呼び出しなんて、呼び出した側が面倒になって打ち首とかこっちの苦労が台無しなんだから。
で、さっきの当選金は収納に入ってる。
買い物は週に1回、ステータス画面から買えるようにしてあげる。収納には時間停止つけてあげるからこれでいいわね。”
「はい!わーい当選金で何買おう♪楽しみ~♪」
”じゃ、そろそろ時間よ。 次の人生楽しんで。 いってらっしゃい”
最後は優しいイケボで送り出された小波だった。
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次の瞬間気が付くとだだっ広い草原に立っていた。
「ここどこかしら。」
独り言をつぶやくと
”ここは、リ・バーノック草原 この世界の地名です。世界に名前はありません。
近くにアルンデールという都市があります。”
え…鑑定ってこういうのだったっけ?
小波も異世界小説は大好きで良く読んではいたが、思っていたのと違ったのだ。
”転生の神からの伝言です。あんたは面倒だからナビゲーションシステムで説明させることにしておいたわ。感謝なさい。だそうです。”
「感謝します。」
思わず手を合わせて感謝の意を表現した小波だった
「ね、ナビさん。私の名前って何?小波でいいの?」
”ハーフエルフ名前はご自由にだそうです。”
「近くに水辺はない?水たまりでもいい」
”前方200mのところに水たまりがあります”
「ありがとう。まずはそこまで歩くわ。」
顔が見たかったのだ。
どんな顔かで名前って変わるよね~。
新しい人生だもの
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てくてく歩いたあと、水たまりに自分の顔を映すと
神はアッシュグリーン、瞳は茶色、肌はまあ普通の黄色人種の色白ってところかな。
目はくりっとしてる、鼻はあんまり高くない。
耳もとがってない。これならヒュームでも大丈夫かも。つか、見た目中学生くらいの子供に見える
名前何にしよう。
ステータスオープン
名前 年齢85歳
ハーフエルフ
人族の成人年齢くらい
スキル
時間停止の無限収納
ナビゲーションシステム
週1の異世界ネットショッピング
「あれ、体力とか魔力とかでないの?」
”私ナビゲーションがお知らせするので見てもわからないものは表示しないわよだそうです。”
確かに見てもいいんだかわるいんだかわからないか。
じゃ、いいや。
”名前何になさいますか?”
「あ、名前ね。小波のままにするわ。」
”小波様で登録いたしました。小波様、アルンデールへ向かわれてますか?”
「ええ。そうよ。」
”近くの小さな村になさった方がよろしいかと。”
「どうして?」
”身分証がないとお金を払わなければいけません。小波様は日本円しか持っておられません。
身分証なしで入れる小さな村で外貨を稼がなければ街にはいれてもらえません。”
「わぉ。ありがとう。じゃ、小さな村に行こう。」
”あちらに3kmほど進むと村があります。”
あちらといわれる段階で顔が自ずとそっちに向いた。