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第14話

10分ほど歩いて、食堂へ到着


”休業中”


ま、この水不足ならそうだよね。


お店の裏戸をサマンサさんがノック


サマンサ「ミーナ居ないの?サマンサよー!」


ガチャリと扉が開き


???「サマンサ!無事だったのね!」


ひしっとハグする2人


サマンサ「ミーナこちら小波さん。旅商人で卸も可能よ。」


ミーナ「え?えっ、えーーー! う。うそ。 そんな。ってことはもうすぐ水不足おわる?

ん?んーー!??

こ、これは失礼しました。ここではなんなんで中へどうぞ。」



お店の中へ案内された。


ミーナ「サマンサ。卸って何があるの?っていうか水不足は収束したの?

どういうこと?  わたし、ちょっと状況が理解できない」


サマンサ「ん?水不足は継続中じゃない?

っていうか、私より、ミーナの方が街にいるんだから情報が遅いなんてことあるわけないじゃない。

水でも食べ物でも調味料でも何でもあるわよ。ね?小波さん?」


小波「はい。必要なものをおっしゃっていただければ、たぶんご用意できると思います。」


ミーナ「は?へ? !!! うそっ。この水不足さなか水?でも、高いんでしょ?お店も休業中だし、そこまで予算は…」


小波(ナビさん、1t300円ってこっちだといくら?そして、売上上げれるように利益ものせた価格は?)


ナビ(そうですね、水瓶1杯で1銅貨と言っていただければ。100円がだいたい2銅貨程度なので利益も出ますし、1t入る水瓶はこちらには無いと思いますので。水瓶は村の宿屋のイメージで大丈夫ですよ。)


小波(1t300円の水を水瓶1杯50L15円…ぼったくりすぎじゃない?)


ナビ(いいから。そう言ってください。)


小波「水瓶1杯銅貨1枚でいかがですか?」


ミーナ「!! 安っ! いいの?本当?それはどのくらい買えるの?」


小波「水瓶…50個程度ならすぐにでも」


ミーナ「ほ、本当なの?! た、食べ物はどんなものを取り扱っているのか聞いてもいい?」


小波「見てもらった方が速いと思うので調理場に1つずつ出しましょうか?」


ミーナ「お願いします!」


こうして、調理場にじゃがいも、玉ねぎ、人参、キャベツ、ねぎ、レタス、トマト

小麦粉、お馴染みのロールパン、肉、塩、コショウなどを並べた。

イモは箱、玉ねぎはネット、人参も箱で用意可能と伝える。

値段は脳内ナビ様任せでした。

小波にはぼったくりに聞こえて、思考を止めました。


ミーナ「とりあえず、イモを一箱、丸ネギ、オレンジの根菜、鶏肉

それから、水をうちにある水瓶全部に満たして欲しいわ。」


小波「水瓶はいくつありますか?」


ミーナ「15ね。5つは2階なのだけどいい?」


小波「もちろん大丈夫ですよ。」


ナビ(銀貨19枚銅貨5枚。)

内訳:水×15=銅貨15

イモ5kg箱=銅貨30

玉ねぎ1ネット3kg=銅貨50

人参2kg箱=銅貨40

鶏肉2kg=銅貨60

全部で銅貨195枚

銅貨10枚=銀貨1枚なので


ついでにいうと銀貨100枚で金貨1枚となるらしい

全部10枚で次の貨幣にしてくれればいいのに…

なので、庶民は銀貨と銅貨くらいしか見たことないそうだ。


小波「ぜ、全部で銀貨19枚と銅貨5枚です。」


ミーナ「儲からないのではないですか?」


小波「い、いえ。大丈夫です。特別な仕入れルートを持っていますので。」


ミーナ「では、銀貨19枚銅貨5枚確認してください。」


小波「では、失礼します。  はい、確かにいただきました。では、野菜はこちらに出していいですか?」

収納に入れるとカウントしてくれるのだ。


ミーナ「ええ、お願いします。」


小波「鶏肉は凍っているので、水瓶の後にしましょうか?」


ミーナ「? え、ええ」


家じゅうの水瓶を満たし。上にいた旦那さんが目を丸くしていた。

同時に店を開く準備にかかっていた。


鶏肉は袋から出して、凍ったままごろりと取り出す。


ミーナ「こ、これは毛も毟ってあるし。骨もない!」


小波「丸ごとの方が良かったですか?」


ミーナ「いいえ、手間も水も少なく済むもの助かるわ!またお願いします!次はいつごろ来れますか?!」


小波「い、いつごろ来たらいいですか?」


ミーナ「3,いやそんなの迷惑よね。5日後とか…むりですよね…あ、でも…」


サマンサ「7日くらい後でもいい?ここに来るのに半日かかるから。小波さん私がまたご一緒しますから7日後になんとかなりませんか?」


小波「はい、大丈夫ですよ。量はこれと同じでいいですか?」


ミーナ「次回はきっと倍は欲しいはできれば3倍でも

他のお店もきっと卸の仕事お願いすると思いますよ。

儲けが本当に出ているなら宣伝しておくけど…」


小波「え?本当ですか?宣伝お願いしてもいいですか?たくさん商品用意しておきますから。」


ミーナ「助かるわ。街に活気が戻るわ!」


サマンサ「馬車の状況で遅れたらごめんね。」


ミーナ「ええ、それはもちろん!やったわこれでお店が開ける!」


こうして、食堂を後にした2人はロバートの待つ馬車のところへ行き7日後また来ることを伝えた。

そして、その日は馬車で1夜を明かした。夕食も馬車の中で、菓子パンを出して簡単に済ませた。

サマンサさんもロバートさんも役得だと喜んでくれた。

馬にも人参とキャベツを差し入れして小波にすりすりと喜びを表現した。

2人が交代で見張り番をしてくれて

翌朝、夜が明けてすぐ街の門が開いたらすぐに馬車を走らせた。


夕方、村についた。

帰りにつまめるようにロバートさんとサマンサさんに一口チョコを少しずつ渡した。

小波自信も少しつまみながら帰宅した。

次はおにぎりとサンドイッチも持ってこようと思った小波だった。

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