第12話
すでにストックが無く、執筆中です。不定期更新になります。
仕事がちょっと立て込んでまして。
食べ物を村人に配る日々を過ごしながら、みんなが元気になったらすぐに商人の登録をして
商売を始めることになった。
ドライイーストも購入していたので、パンをおかみさんたちと焼いて
これも大好評
いろいろな食べ物が炊き出しとして振舞われた
村人みんなが元気になりすぎたその日
サマンサさんと一緒に街に行き商人の登録をすることになった。
こっちのお金は持ち合わせていないので、村長さんが払ってくれることになった。
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小波は馬に乗ったことはないので、馬車を用意してくれた
近くの街までサマンサさんとロバートさんが着いてきてくれることとなった。
その道中、この世界の常識を少し聞くことができた…
小波「えっ、野菜って動くんですか?」
サマンサ「え?動くのが普通ですよね?小波さんの住んでいた所では動き回らないのですか?」
小波「えっ、私の出した野菜は動きませんでしたよね?」
サマンサ「討伐後の姿は動くわけないですわよね?」
小波「討伐後…?戦うということですか?」
サマンサ「ええ、珍しい菜獣ほど討伐隊が集められ討伐されますよ。」
小波「今回のこの水不足の原因もさいじゅう?ですかね?」
サマンサ「ここまで威力のあるのは調味料の可能性がありますわ。」
小波「調味料も動くんですか?!」
サマンサ「ええ、塩とかなら子供でも倒せますけど。うちのような小さな村には来ませんけが
ほら、小波さんが出してくれたような調味料ではないですかね?」
小波「調味料は原材料野菜も入ってますよね。作られたりしないんですか?」
サマンサ「そうなのですか?私たちの常識では菜獣は動きますし、調味料もとてつもなく強い魔物が落とします。肉はその辺で取れますけど。それでもうちのような田舎町では肉でも貴重品ですけど。」
小波「お肉の素の生き物はもちろん動きますよね?」
恐る恐る聞いてみた。
サマンサ「あははっ、もう小波さんご冗談はそのへんにしてください。肉が動くわけないじゃありませんか?」
小波「えっ?!鶏肉はにわとりって生き物の肉ではないんですか?」
サマンサ「にわとり?鶏肉は畑でとれますでしょ?豚肉も牛肉も畑から取れますでしょ?」
小波「は、畑?どうやって実るんですか?」
サマンサ「こんな形で毛の生えた状態で」
どうやら野菜はばけもので、肉は畑で取れるって…小波の常識は常識ではないということ…これはとんでもないことだ…脳が理解できない。
しかも肉は動物の形をしているらしい…内臓は?血液は?土にそんな栄養あるの?
小波の脳内会議が白熱したのはいうまでもない
サマンサは黙ってそっとしておいてくれた。百面相の小波が面白くて可愛かったからではないと信じたい。
サマンサ(小波様…面白いですわ)