第10話
朝食の炊き出しが終わり、片付けも終えて
新しい料理として揚げ物の準備でいつもの3人と小波が準備をしていた時
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村に到着して馬を降りた村長とマックは村を見て目を疑った
相変わらず雨は降る様子もないのに、村のたった2人の子供フィルトとピーオネちゃんが笑顔で追いかけっこをしているのだ
村長「おい、マック俺は夢を見ているようだ。」
マック「ビクター俺たち死んじまったのか?」
フィルト君がお父さんに気付きすぐにお母さんであるおかみのクレアさんを宿屋に呼びに行った。
フィルト君がおかみさんを連れて宿屋から走ってマックに飛びついた
フィルト「お父さんお帰りなさい!」
おかみさん「お帰りなさい。良かった。本当に良かった」
フィルト「お父さんも村長さんもご飯食べなよ!ね!お母さん!」
おかみさん「そうね、すぐに食べられるもの小波ちゃんにお願いしましょ」
マック「こなみちゃん?って誰なんだ?」
村長「すぐに食べられるものって…」
フィルト君が唖然とする2人の手を引き宿屋に入って、ピーオネちゃんは村長さんの家にサマンサさんよ呼びに行った
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おかみさん「小波ちゃん、申し訳ないんだけどすぐ食べられるものってあるかしら?主人が領主様のところから今戻ってきたの」
嬉しそうだけどどこか申し訳なさそうにおかみさんが小波へお願いをしたのだった。
小波「もちろんです。とりあえず、パンとお湯を注ぐとできるスープを出しましょう。揚げ物もさっと作って追加で出しますよ!」
いつものパンとコーンスープの素を出すとマーガレットさんにお湯を沸かしてもらう
スープ皿に2袋ずつコーンスープの素を出して
その間にパンをマーサさんに出してもらう
フライパンを出して、油を少し垂らしてベーコンと目玉焼きを急いで作る
レタスとトマトを出して水で洗いサラダを盛り付け
お湯が沸いたのでスープ皿に注ぎスプーンで混ぜる
パンは5つほどつけて足りなければ追加を出すことにしておかみさんに運んでもらう
おかみさん「随分豪華だこと!これなら元気になるね!」
小波「サラダにはこれかけて食べてみてくださいね」
マヨネーズを出した。
マックと村長は唖然と食べ物をみて固まっている
するとサマンサさんが宿屋に飛び込んできた。
サマンサ「お父さん!お帰りなさい!」
ただ、当の本人は食べ物を前に固まっていた。
おかみさん「ほら、あんた食べな。全部夢みたいに美味しいから!村長さんも」
小波がコップにスポーツドリンクを注ぎまずはこれから飲んでくださいと出す。
村長さんとマックさんは思考が追いつかないらしく、あ?とかえ?とか声にならない声を出しつつコップからスポーツドリンクを飲む
マック「はぁ!うまい!ってこれは…」
村長さん「マック、とりあえず、ここはご厚意に甘えてまずは腹ごしらえだ。話は後にするべきだ。」
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