プロローグ
(とある夜、りこは、夢泡に包まれ夢を見ていた)
「ん、ここは?」
ドーン、ドーン、ドッカーン
「ん!あれって、私?!」
「グォォォ」
「何、あの魔獣?」
夢の会話
「りこ、注意しろ、あいつは、憤怒のミノタウロス」
「罪付の魔獣に会うなんて」
「すまない、お前の初陣からこんな危険な任務になってしまって」
「大丈夫です、雪風隊長や他の先輩の足手纏いならないように、全力でサポートします」
「グォォォォ」ビューン
「な!りこー!避けろー!」
「え?」どーん
バッ「ハァ、ハァ、ハァ」
「ん、おや、起きたのか、りこ」
パチパチ、コロン
「守護騎士様、ずっと焚火の見張りを?」
「まぁな、焚火もあるが、お前がモンスターシティ本部に着任するまで守るっていう任務もあるからな」
「ねぇ、守護騎士様、憤怒のミノタウロスっていう魔獣知っている?」
「罪獣だろ、そいつが、どうした?」
「さっきの夢に出て来た、雪風隊長の部隊と出撃していた、どうやら、私の初陣みたいだった、そして、私は・・・」
「そうか、まぁ、所詮は夢だ、精鋭隊のあいつ等がそんなへまを、するはずが無い」
「・・・・」
「怖い気持ちは分かるが、今は寝ておけ、見習いヒーラーなんだから、回復力6,属性術6、対魔法6なんだから、攻めて、10は欲しいぞ」
「・・・うん、そうだね、とにかく、おやすみ」
「(りこよ、予知夢でない事を願うよ我は)」