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お父様学園  作者: 学園理事長
2/2

理事長授業

「おう、転校生」

急に声をかけられた

筋肉質のおっさん、かなりタイプだ

「あ、おはよう」

「俺の名前は高山登(たかやまのぼる )登山部部長だ、よろしくな」

めちゃくちゃ話しやすい感じの人だ。

偏見だけど筋肉は筋肉の話しかしないと思っていたよ!

「尾藤だ、よろしくな!」

「尾藤って言うのか、見た目的に若いがいくつだ?俺は23歳なんだが」

国見君と同じく年齢かー

「17歳だよ、学園最少年齢だよ」

「そうか!別に先輩とか付けず同じ立場で話そうぜ、気が楽だからな」

見た目に反していい人ばかりなのだろうか

祖父には苛立ちを覚えつつもなんかこう、前の学校にはなかった感覚を与えてくれて感謝するよ


「えーそろそろ授業をはじめます」

そういえばどんな授業すんのか分からないんだが

「今日は父親行動学について学んでいくぞー」

なんだそりゃ?!

「えーみなさんチームを組んでください。そしたら先生が悪い例をするのでチームで話し合い改善点をまとめて各チームごとに発表してください」

なんかくだらない教材の割にしっかりとした内容を組んでるんだな。

ちなみにメンバーは

穴堀君、伊藤君、国見君と僕の4人

「えーじゃぁ2つやるか。まずはこれ」

「まずー母親が食器を洗っていて手が離せない時に洗濯機が鳴りました。父親はスマホを見ています」

「次に母親はご飯準備をしています父親はテレビを見ています」

あー無くはないのか?俺の家は少なくともそんなことは無かったな、親居なかったし

「まずは最初の問題のいけない点を探そう」

リーダーシップを発揮したのは国見君の友達の伊藤君。イケメン系だ。タイプだ

「えっと父親は母親に家事を任せてスマホをしている」

「じゃぁそこを改善するでござるな」

「え、えっと父親は洗濯物を干すべきだと思う」

「よし、第1関門突破だ!次の問題は」

「多分これも父親が家事放棄してるのが原因でござるな」

「だとすると手伝うべき」

「よ、よしあとはレポートにまとめて」


「はい、みなさんまとめれましたかー?」

ここに居る数人は実際に父親になっているだろう

それにいつかみんななるんだ。

そういう意味では間違える人なんてそうそう

「1番行きます。秋野チームです」

「はい、どうぞ」

「1番は母親が頑張るべきです父親は仕事疲れもある。だから」

「はい、ダメね。いや、ダメって訳では無いけどどうして疲れてるのが父親だけだと思ったのかな?」

「そ、それは」

「でしょう?それはひとつの結果ですみんなが終わるまでに話し合ってもう一度改心した気持ちでお願いしますね」

なんだかんだちゃんとやるんだな

一応秋野君チームでは話し合ってるがみんな20代前半だから余計そういう結論に至るのかもしれない。いても彼女ってのが多いから家来て家事して帰るってイメージが強いのかもな

「えー次伊藤チーム行きます」

「はい、どうぞ」

「父親はスマホをやめて洗濯物を干すべきだと思います」

「正解です、なぜ自分だけ特別なのですか?母親が自分でやりますと言ってもない限りは原則家事を手伝うべきです。思いやりのある父親は子供にも愛されますよ」

次もこんな感じだった。


「えーみなさんよく出来ました、仕事が忙しいのが男性の意見なら女性の意見は家事が忙しい。つまり両方忙しいのです。できる時にできることをやるべきです」

以上で終わりだった。

曰く毎日似た内容らしいがここを出てパートナーを困らせた奴は居ないらしい

いい意味でそう、率先して手伝われ過ぎて困るってのはあったらしい


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