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お父様学園  作者: 学園理事長
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理事長登校

なんでこんなの書いてるんだとか思われてもいいけどこれだけは言える。

俺も知らん。

両親は早くに亡くなり僕は祖父に引き取られた。

そんな祖父も亡くなってしまい…


とここまではよくある話だが問題は祖父の遺産?

祖父が僕に託したもの、それは学園。

しかし!ただの学園じゃない

17歳から50歳までの男の人が通う学園。

【お父様学園】と呼ばれている。

祖父は僕に『全生徒に愛を持って接するのが私の方針だ』と言い残した。

それとなんか手紙があったんだがその手紙には、丁度対象年齢だから通いなさい。

そして生徒の意見を聞きいれ良き学園へ変えてくれと。

つまり。齢17にして理事長兼生徒。


「よーし!頑張るぞ…ってもなぁ。」

17歳の僕からしたらみんな歳上なんだが。

「おー、転校生でござるか?!」

ハゲでチビでメガネで、おっと。

モグラと名付けよう。ちなみにタイプだ(なわけないけどな?!!生徒を愛しろって自分を洗脳するしかないよなぁ泣)

「あぁ、尾藤(おとう )ってんだ。よろしく」

「オイラは穴堀土竜(あなほりもぐら )でござる」

名前と顔が一致するな。覚えやすい

「あ、職員室ってわかる?穴堀君」

案内するよと。やっぱ大人ばっかだといい人だらけか

「尾藤君は何歳なんだい?オイラは43歳だけど」

?!!30代と思ってたんだが意外と若いな

「17です、って穴堀さん30歳だと思ってた」

「いやー意外と若く見られるのでござる。それと敬語なんて堅苦しい!タメでいいでござるよ」

「そうさせてもう、改めてよろしく穴堀君」

握手を交わした。

穴堀君は見た目がアレな割にしっかりとした手だった。

そのあとは職員室に連れてってもらい。

同じクラスと判明した。

クラスの平均年齢を聞いたが聞かなかった事にした。

それと今更だけどこの学園何教えてるんだよ!!!


なんて思考を巡らせているうちに教室についた。

ガラガラ

引き戸タイプだ。前の学校だとバンッ!ってやってガラス割ったバカが居たっけか

「席は確かオイラの隣でござる」

先生はまだ手が離せないからと穴堀君に案内されて席についた。

改めて周りを見るとヒョロっとしたリーマンや髭をこしらえたあっち系ぽい人からなんなり沢山のギャラリーが制服を着用している。

「穴堀君。そういえばここはなんの勉強してるの?」

「そうですな、謎の勉強ばかりでござる」

「そ、そうなのか。」

やってけるのか…それはともかく

全校生徒と仲良くなって学園を改善しなければ。

まずは、どうだLv100くらいのあっち系の人から行くか

「穴堀君、友達作りしてくるね!」

「みんないい人でござる。すぐ輪に入れるさ!」

ん?ござる(・・・ )が無いと違和感を感じる。

はっ?!それより友達作りと、

「あ、あのぉー」

「な、なんだ」

見た目の割に弱腰だ。いや能ある鷹は爪を隠すと言うし

「良ければ友達になりませんか?転校してきたばかりでまだ友達とかいないので」

よくよく考えたら編入だよな。

「そ、そうなのかい?俺でよければ…」

見た目と中身のギャップこれは女子なら普通にタイプだ

男なのが残念…いや。わんちゃん

「僕は尾藤って言うんだよろしく」

国見飛白(くにみかすり )よろしくね。あとお、俺は23だ。この見た目だけど若いから」

先生で入ってきても違和感ないくらいのインパクトはあるよな。まぁここの先生みんな死にかけのじいさ、

「17だから歳近いね」

「そ、そうだねよろしく」

握手を交わした。

男って握手を交わしただけで敵も味方になるよな。

握手強し。

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