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リセマラ二日目

おはようございます!

今週も投稿しますのでよろしくお願い致します。

「はぁー。またノーマルスキルだけ。」

 僕が大きなため息をついて床へと倒れ込む。

「おーい、フィリス生きてる?」

 そこへ、ほこらの入り口から誰かが声をかけてきた。

 僕は起き上がるのも億劫だったので、床に倒れたまま声がする方へ顔を向けると、そこにはティアが立っていた。

 「生きてるよ。でも今朝も全然ダメだー。」

 昨日、儀式を終えた後、ティアがいなくてもリセマラができるようにお願いして儀式の準備を残したままにしてもらった。

 ティアも準備をする手間がはぶけるとのことで快く承諾してくれたので、僕は今朝から一人でリセマラを繰り返していた。

「無理しないでよ?リセマラをやっている最中に何かあれば私の責任になるんだから。」

「うん、わかってる。それにしても・・・いつになればレアスキルを拝めるのかな。」

 ここまで、まだ一度もレアスキルを拝んでいない。

「ほらめげない!レアスキル2つでるまでやるんでしょ?」

 いじわるな笑みを浮かべてティアが茶化してくる。

 正直、レアスキルの出現率がここまで低いとは思っていなかった。昨日、僕が出した条件をそのままティアが受け入れた理由が今になってわかった気がするが、時すでに遅し。

「よし、休憩おわり!続きがんばるぞー!」

「ちなみに、次で何回目なの?」

「いまので9回目が終わって、次で10回目だけど?」

「じゃあ、次は期待できるかもよ?」

「どうして期待できるって思うの?」

 ティアの思わせぶりな発言に、少し浮き足立っているのを感じつつも問いつめる。

「それはやってからのお楽しみ!物はお試しだよ♪」

「ちぇっ。」

 僕はその答えに釈然としなかったけれども、立ち上がって水晶に手をかざしてこれまでと同じように詠唱を行う。

「ガチャスタート!」

 水晶はこれまで同様、最初はゆっくり、そして段々とはやく回り始めた。

 ハイハイ、それで次は白い光が放たれるんでしょ。と思っていた矢先、水晶からは金色の光が放たれた。

「えっ、何これ!?」

「きたー!!!」

 驚く僕をよそに、ティアは喜びの表情を浮かべている。

 光が収まると、そこにはこれまでと同じく光の玉が浮いている。ただし、決定的な違いが一つだけあった。それは、玉の中に1つだけ白ではなく、金色の光を放つ玉があったことだ。

「ティア、いまのは何!?何でこれだけ色が違うの?」

 訳知り顔のティアへ矢継ぎ早に尋ねる。

「聞くところによると、レアスキルが出るときは光の色が変わるらしいの。きっといまのがそれね。」

「とすると、この1つだけ色が違うのは?」

「たぶんレアスキルってことね!」

「ちなみに・・・さっき次は期待できるかもって言ってたけど、レアスキルが出るのがわかってたってこと?」

「フィリスはさ、『キリ番』ってわかる?」

「ごめん、分からないや。」

「謝らなくてもいいわ。説明してあげると、『キリ番』っていうのは、キリが良い数字のことなの。例えば、10とか、20とか。リセマラでは、こういった節目の回にレアスキルがでることが多いと言われているの。」

「なるほど、だから次は10回目だから期待できるってことだったのか。」

「そういうこと。さ、はやく効果を教えて?」

 ティアもレアスキルの出現に立ち会ったのは初めてで待ちきれないのか、確認を急かしてくる。

 けれど、ここで僕は昨日からやられっぱなしのティアへの反撃を少し試みてみたくなった。

「まぁ待ってよ。僕は楽しみは後にとって置く派なんだ。まずは白い玉からにしよっと。」

「えー!そんなぁ〜。」

 ちょっとかわいそうなことしちゃったかな?そう思いつつ、僕は白い玉へと触れていく。

 結果、白い玉はやはりノーマルスキルだけであった。

「じゃあ、いよいよお待ちかねの金色にいくね?」

「わくわく!」

 自分でも緊張しているのが

「レアスキル:アイススピア 複数の氷の槍を生み出して打ち出す」

「きたー!!レアスキル、アイススピア、複数の氷の槍を生み出して打ち出す、だって!」

 嬉しさのあまり、思わず大きな声を出してしまった。

「おめでとうフィリス!」

「ありがとうティア!」

 初めてのレアスキルだー!嬉しいなー!

「それじゃあ、メモできたからリセットして次行こっか♪」

「・・・はい。」

 小躍りして喜ぶ僕に、ティアからの無情な一言。

 レアスキルを引いた余韻に浸る間もなく、リセットさせられたのであった。


【本日新しく記録したスキル】

○レアスキル

・アイススピア

複数の氷の槍を生み出して打ち出す。


○ノーマルスキル

・アイスマスタリ

氷の魔法の威力アップ

・シャープナー

刀などを研ぐ際に上手に仕上がる

・パペットコントロール

小さな人形を操ってうごかす

・ヒール

切り傷や擦り傷程度であれば治す

・マナシールド

魔力を消費してシールドを張る

・シールドマスタリ

盾の扱いが上手になる

・ゴールドショット

すごい勢いで硬貨を打ち出す

・マグナムショット

弓を引絞り、強烈な一矢を打ち出す。クールタイムが長い。

・アックスマスタリ

斧の扱いが上手になる

・フィッシングショー

魚釣りの際にバフがかかり、釣れやすくなる。

・ファイアシールド

魔力を消費して火属性のシールドを張る

・ウッドニードル

地面から木の根を操り、対象へと突き刺す

・スモーク

水蒸気を発生させ、身を隠す

・ビッグボイス

虎も驚くような大きな声を出す

・ヘアスパイク

鋼鉄の針のように髪の毛を硬質化させる

・ネイルレイピア

鋭いレイピアへと爪を変形させる

・サイレント

対象から声を奪う。一定時間で解除される

・毒耐性

毒への耐性を得る

・麻痺耐性

痺れへの耐性を得る

・渇き耐性

乾燥への耐性を得る

・スメルスパイク

打撃に相手が嫌がるような匂いを付与する

・ソリッドボディ

竹刀で叩かれても痛くないくらいに防御力があがる

・スマイリー

対象に状態異常笑顔を付与する

・デビルイヤー

遠くの音まで聞くことができる

・エレキボディ

常に静電気を帯びた状態になる

・サーモサテライト

周囲の熱源を感知できる

・アニマルワード

動物の言語を理解する事ができる。が、話せはしない

・コンパスニードル

使用すると方角を知ることができる

・ミストメイク

霧を発生させ、幻覚を作り出す

・タイ・デ・タイ

布を操り相手を束縛する

・ミラード

水を利用して鏡をつくることができる

・ウィンド

焚き火をかき消すほどの強風を生む

・スタミナマジック

体力を魔力に変換する

・エローション

触れている部分をかなりゆっくりとした速度で腐食させる(無機物のみ)

・ペインスラッガー

痛みに鈍感になる。ダメージはそのまま受ける

・スコープ

小範囲の景色を拡大してみることができる

・ファニチャーメイク(ウッド)

木材を加工し、設計図一覧の中から決まった家具を作ることができる。

・リーフカッター

落ち葉を風で操り、鋭い刃と化す

・ヘアカラー

髪の毛の色をかえる

・フロート

少しの間、物を10cm程度うかせた状態にする

・ウォーターボール

球体の飲料水を生み出す

・クラウド

陽の光を遮る小さな雲を頭上につくる。暑い夏には涼しくて便利

・ブレスバブル

顔の周りを泡で覆い、水中での呼吸を可能とする

・アイアンメイル

周囲の鉱物をまとい、一時的な鎧をつくる。スキルレベルによりまとえる鉱物が変わる。硬さは鉱物に比例

・リップサービス

使用するとアーカイブされた話の中から、意思とは関係なくその場の雰囲気にあった話題が自動的に選ばれる

・テイスティング

味を数値化することができる

・ブラッドダガー

血液を媒介にダガーをつくる

・エンチャントファイア

武具に火属性を与える

・ウッドメーカーウエポン

木材を加工し、武器を作り出す

・ファイアランス

炎の槍を生み出して打ち出す

・モスキートペイン

蚊にさされたときに似たかゆみを付与する

・ナイトメア

使用した対象が睡眠した際、悪夢を見せる

・耳栓

モンスターの咆哮の影響を軽減する

・地質学

鉱物の採取量がたまに増える

・ララバイ

対象を眠りへと誘う。対象の実力がかけ離れているとレジストされる

・ミル

コーヒーや紅茶を一瞬で粉末状に変える。それ以外への使用不可

・フレグランス

良いニオイを香らせて、リラックス効果を生む

・ジャンプアップ

少しの間、跳躍力を向上させる

・トリック

右手に持っているものを左手に、左手に持っているものを右手に入れ替える。

・ウィークアップ(ウォーター)

水属性が弱点の敵へのスキルダメージが向上する

・ピックアップ

半径1メートル以内の離れた場所にある物を引き寄せることができる

・ドレッサー

身につけている衣服と所持している衣服を一瞬で取り替え、着替える

・サンドウォール

身の丈ほどの砂の壁を作る

・ビッグイーター

消化を早めて食欲を増進させる

・ポイズンリベリオン

毒状態のとき攻撃力アップ

・レッドスタイル

赤いものを身につけている間、攻撃力・防御力アップ

・オイリーフロア

魔力を滑りやすい液体に変えて放出する

・ソーサーソーサリー

ソーサー(皿)に魔力を通わせ、操る。最大3枚まで

・ブレス ユー

対象にクシャミを催させる。実力差によりレジストされる

・インセクトイーター

昆虫を生で食することで、その昆虫が持つ特性を1種類まで得ることができる

・バランサー

使用すると一定時間平衡感覚が強化される

・ウォークオンウォーター

1日に1回限り使用可能。水の上を50歩まで歩ける

・ブラックスコープ

暗闇の中でも見通せるようになる

・ドライ

ぬれたものを乾かす

・ピンホイールショット

弓専用スキル。高い精度で弓を打ち出す

・ヒートウィンド

暖かい風を生み出す

・アラーム

設定した時間にアラームが鳴り響く

・オートライト

ペンに魔力を通わせ、頭で考えたことを自動的に書かせる

・癒しのマッサージ

体をほぐすことで休息効果を高める

・ツイストダンス84

体をひねるダンスを踊る。次のスキルの威力アップ

・エモーションコントロール

感情の起伏をコントロールできる

・ネームチェック

対象の名前を知ることができる

・ラージスモール

価値の高い物を、その物より価値が低いものへと変換できる。何が出るかは選べない。

・スメルアップ

一定時間嗅覚が向上する

・パンマイスター

パンを食べることで、能力が向上する。パンの種類によって向上する能力は異なる

・エアショット

空気を圧縮した玉を打ち出す

・ドリームテイスト

対象の夢を覗き見ることができる

・ファイアアロー

炎の矢を一本飛ばす

・ウォーターシールド

水の盾を生み出す

・エレキソード

剣専用スキル。剣に電気属性をまとわせる

・フライングダガー

半径5m以内に限り、1本のダガーを操って飛ばすことができる。

・ファイアマスタリー

炎魔法の威力アップ

・フラッシュ

瞬間的に強烈な閃光を放つ

・シールドバッシュ

相手の攻撃のタイミングに合わせて使用すると、攻撃を弾く

・チャージ

チャージ後の打撃の威力が2倍になる

・カマイタチ

剣を振るうことで真空の刃を生み出す

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