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Peculiarity  作者: 直輔
3/4

Self introduction

更新遅れてすいません。

しかも、短い。

次はわりと長めに書くつもりです。

設定、ストーリーは決まってるんですが、時間がなくて書けません。

がんばりたいです(願望)

 ――――柘榴学園の教室にて。

「今時、体育館に集まって入学式などはしない。各教室にて、教頭、校長、理事長の話を聞くだけだ」

 担任の草薙先生は言った。現在、草薙先生はメタボの校長ではなく美女モードである。

「草薙先生は行かなくていいの?」

 髪を結いてない金髪美少女が言った。

「どこにだ?」

「映っているとこに」

 目の前には三次元の姿でリアルに映写された教頭がいた。リアル過ぎてきもいなーと神無は思った。

「これは録画されたものだ」

 草薙先生は至極どうでもよさそうに答えた。この人がうちのクラスの担任かと思うと、不安である。

「へーそうなんだ。桜夜さくやは気づいてたの?」

「気づいてなかったよ」

 桜夜と呼ばれたポニーテルの金髪美少女は答えた。この子もそんなことどうでもいいって感じの表情である。

「そうなの…、うーん…」

 神無の方を向いた後、眉間に皺を寄せ始めた。

「どうしたの、星桜せいら?」

「なんであの人、室内で手袋してるの?」

 星桜は神無の方を向いて言った。

「そうねえ…、今は春だし…。火傷の痕を隠してるとか…かな?」

「訊いてみようか?」

「そうしてみたら」

上治神無かみちかんなの手袋は力の抑制だよ」

 草薙校長は割り込みながら言った。

「抑制?あの人そんなに強いの?魔力の量は先生の10分の1くらいしかないよ」

 星桜は心底意外そうな表情で言った。

「ふふ、そうだな。でも、上治神無は始祖の力を受け継ぐ…」

「受け継ぐ…?」

「草薙校長、何でひとんちの事情喋ってるんですか?」

「はは、悪いな」

 草薙先生は全く悪びれた様子もなく言った。そして、思いついたように、「自己紹介をしよう。このクラスは唯一上がることも下がることもない特別クラスだ。長い付き合いになる」

「しよう、しよう」

 星桜は言った。

「アイウエ順だ。一番最初は………天宮茉莉亜あまみやまりあからだ」

 和風美人で顔立ちの上品そうな女が立ち上がった。

「天宮茉莉亜だ。茉莉亜と呼んでくれ、宜しく」

 茉莉亜はそう言って直ぐに、座った。神無が茉莉亜を見ていると、茉莉亜はニコッと微笑んだ。神無は少し驚いたが、直ぐに微笑み返した。

「茉莉亜と神無、みつめあっている所、悪いが次にいくぞ。次、沖世悠菜」

 茶髪のイケメンが立ち上がった。

「沖世悠菜。俺も悠菜でいい、宜しくな」

 悠菜は座ろうとしたが、星桜から質問が出た。

「茉莉亜ちゃんと悠菜君は付き合ってるんですか?」

「「………」」

 茉莉亜と悠菜は互いに顔を見合わせ、赤面した。

 わかりやすいな…と神無は思ったが、星桜はどっちなの?と首を傾げていた。あの子、天然だと確信した。

「その辺は後で詳しく……。次は上治神無」

 神無は立ち上がり、四人と先生を見た。悠菜がため息を吐いていた、ああ…天然って恐ろしいよねと声を掛けたくなるが我慢した。

「上治神無です。神無でいいです。宜しく」

 ぺこっと頭を下げた後、座ろうとした時、茉莉亜が質問をした。

「かんなって、どんな字なの?」

「神様の神に有無の無だよ」

「へー、凄いわね」

 何がだ?

「そうかな?」

「そうよ」

「そうなんだろうね。次の自己紹介どうぞ」

 神無はそう言って座った。

 脳内で自分より3つ年下の少女の顔が不意にぎった。そういえば、彼女も神無に同じ質問をしてきた。

 僕が逃げ出して、どうなったんだろう………。僕の次の後継者にでもされてるかな、そう思うとくすっと笑みがこぼれた。

「神無、思い出し笑いしてないで自己紹介を聞け」

「はいはい」

「次は黒王姉妹」

 金髪美少女が二人立ち上がった。

「黒王桜夜よ。桜夜でいいわ。宜しく」

黒王星桜こくおうせいらだよ。あたしが妹で桜夜がお姉ちゃん。星桜って、呼んでね。宜しく」

 二人の自己紹介が終わると、草薙先生は欠伸をしていた。

「全員、つまらねぇ〜な。面白い自己紹介しろよ」

 それを無茶振りと言うのでは?

「神無…文句があるなら言え」

「無いですよ」

「そうか。なら、今から模擬試合をする」

「突飛だな…」

 悠菜は言った。

「そんなの知るか。茉莉亜対星桜、神無対悠菜で行う。5分後スタート」

 困惑の表情を浮かべる生徒を無視して、草薙先生は4人を転移魔法で飛ばした。


FILE 2:草薙透歌くさなぎとうか

性別:♀ 

年齢:24歳

性格:一言で言えば自由奔放

その他:魔法遣いとして、かなり優秀。

    柘榴学院校長兼Eクラス担任。

    スタイルは極上。ルックスも極上。

    父親は大賢者、母親は絶世の美女。

    兎に角勝ち組。なんでも勝ち組。

    主人公の神無より目立つかも…。

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