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えーと、一話目ですがここは特に見なくても大丈夫だと思う
ギュイイイインと駆動音がなる、その駆動音を出している物は人型だ、その肩に着いている細長い物を敵に向ける。
凹型の鉄板が先端に長方形の形を開けるよう向かい合っており隙間からは電撃のような物がバチバチと見えるがその色が紫色であるため電撃とは言えないだろう。
その細長い物は俗に言う“レールガン”と言えばしっくり来る人も多いだろう。その中央に電撃ではない何かが集まる。さらにバチバチと音はなる。ついにそれに貯められた物が放たれるときがきた。正面にはドラゴン・・・この世界では火竜と呼ばれる物がこちらを睨みつける。
火竜の動きがこちらを見て止まった瞬間それに貯められた物が放たれる。それを、背負っているのはそれの威力が高すぎるため少し後ろに滑る。そして火竜の右腕、右側の羽、右肩もろとも消え去る。それはシュゥゥゥゥと、音を立て白い煙が出るそして、それを背負っていたのも片膝をつくと同時に火竜は叫び声も上げる暇も無く空中から地上へ落ちる
。
「これは想像以上だ」
そう言居ながらそれを背負っていたも鋼鉄の人の腕、足、胴の各部分が開き中から人が出てくる。
「マスター!」
そう呼ばれて振り向くとそこには狐のような耳と尻尾が着いた少女がいた
「それの威力はどうですか?」
「あぁ、この魔力電磁砲は威力、射程共に申し分ないと思うけどそのあとこいつ、鋼鉄全装甲の魔力残量が少なくなるから一撃なのがキツいかな」
「ふむふむ、なるほどですマスター。フリップさんに言ってきますね!」
「頼むよ、フー」
フーと呼ばれた彼女はそのまま来た道を戻りマスターと呼ばれた人はその片膝をつき中が剥き出しの鋼鉄全装甲を眺める、今回使った鋼鉄全装甲は実験タイプの物だ。そのため今回も魔力電磁砲を使った実験がてら火竜討伐のクエストを行った。当初の予定ではもっと、手こずると思っていたが思いのほか弾速が速く威力も高かったためすぐに終わったのだ。一応この実験タイプには万が一に備えて六連装ミサイルが足に2つずつ、近距離戦用に魔法剣や中距離戦用に魔法銃などもある。銃と言っているが弾などは全て魔法でなので光線を連発強いる感じだ、ミサイルも同様に光線が追尾してくるだけだ、ただミサイルの光線は銃の方と違い何かに当たると爆発する。そう合う使用だ
「あ、火竜の、死体回収しないと」
火竜もあの撃ち抜かれ方をしたら生きていても大量出血で死ぬだろう、それより回収隊まだなのだろうか
「お迎えマダー?」
と、この後一時間くらい放置させられようやく来た回収隊に怒ったのはまた別の話
さて、まずは彼の今に至るまでの経路を説明しよう・・・・