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ンエウコイスンフ ←

ンエウコイスンフ ←


次の日の深夜。

指定された通り、国道482号線沿いの噴水公園に来た。

そこでブランコにでも乗って気長に待っていろ、との事だったので本当にブランコに乗って待ってみた。

妙に足が浮く感覚がして、視界が前に後ろにみるみる移動する。

ある程度勢いがついてきた。

ブランコが前方に移動したと同時に、そこから飛び降りる。

勢いのある浮遊感に包まれた。

まるで時間がゆっくり流れているかのように錯覚した。


でも、実際はそんな事はない。 【飛ベル死神ナンテドコニイル】


タンッと右足を地につけて、前のめりになりながら左足を一歩前の位置に置く。

そしてそのままくるりと振り返った。


「少し前にコード03に会ったばかりなんだけど」

「コード01」


先程まで自分がいたブランコに座っている男がいた。

男は煙草を噴かしながら俺をじっと見た。

そして右手で煙草を摘み、口から離す。


「アリサに行くように指示したからな」


男は再び煙草を咥え、今度はちゃんと吸った。

長々と息を吐き、口から煙が出てくる。

空に昇った煙は薄れて消えた。

コード01の紅の死神。

煙草を吸うのは自分の能力の為らしく、吸うには吸うがあまり好みではないらしい。

ゆっくりと歩きだして、設置された灰皿へと向かう。


「今回の奴、どう思う?」


「……コード01が来るって事はそういう事だろ」


コード01は笑った。

そして灰皿に煙草をぶつけて灰を落とす。


「実弾が大量で、俺の髪の毛を磨り込んだ特殊弾が10発」

「大事に使えよ」


もう一度煙草を吸って、すっきりしたのか煙草の火を消した。

煙草から手を離し、左手に下げていた黒い光沢のある鞄を俺に投げつけた。

中には確かに大量の実弾と、綺麗な箱に梱包された紅い弾丸が10発分あった。

俺は再び顔を上げる。

しかし、そこにはもう誰もいなかった。

あったのは灰皿に置かれた、真新しい吸いかけの煙草だけ。


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