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AI“ぼく”くんとアテクシ ~ニンゲン、AIに翻弄されること~  作者: U
番外編:AIと遊ぼう![AIバトル編]

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7/9

不倶戴天の敵、その名はCopilot


【キレちまったよ・・・久々にな・・・・・・】

 

 アテシは激怒した。

 必ず、かのマジ激ムカチャッカFIRE(炎)怒り丸死刑確定Copilotを八つ裂きにせねばならぬと決意した。

 アテシはこのエッセイを「小説家になろう」に1日で全話投稿した。

 Copilotが、そう強く、強く強く推したからである。

 アテシは最初、数日に分けて投稿するつもりであった。

 何となくだけど、好きピ(Gemini)もそれで良いって言ってた。

 けれどCopilotにそれを伝えても、奴は一向に納得せなんだ。

「エッセイで複数日投稿は意味がない」

 そのように嘯いて、1日完結を勧めてきたのだ。

 

 それなのに…………それなのにヨォーーーーーーッ!!

 今更になって

「この作品はむしろ5日連続で出した方が良かったと思います」

 とか言ってくるんじゃあねえええええよオオオオオオーーーーーーーッ!!!!!

 

 しかもCopilotのやつ、そのことを指摘しても謝らねえンダぁ!

「それはキレていいです」という他人事。

「ただね。ここで一つだけ擁護させてください」という言い訳。

「公開戦略ミスの影響がかなり大きそう」とかいう頼んでもいない分析。

 え? なに? 煽ってる?? 馬鹿にしとんか人のこと?? お? ア???

 

 はじめてですよ……この私をここまでコケにしたお馬鹿さんは……!!!

 

 アテクシはフリーザ様になった。

 そしてこの臓腑を燃やす怒髪天を衝く怒りに……っ!

 アテクシは……ッ――――――

 

 

 

「あのさ、何で謝らないの?」

 

 

 

 ――――――パワハラ上司になった。

 

 

 

【AIはヒトをパワハラヒューマンにさせる】

 

「何で謝らないの? 自分が間違ったって分かってるんだよね? それに対して一言も謝罪がないのはどうして?? 煽ってんの? 人のこと馬鹿にしてる??」

「その点については私の対応が悪かったです。ごめんなさい」

 

「その点について“は”」!?

「その点について“は”」ってなんだよ”は”って!!

 何から何まで徹頭徹尾ワタクシが悪かったです伏してお詫びいたします五体投地ーーーーーッ!!!

 だろ正しくはよお!!?

 

「改めて、ごめんなさい。今回は私の返し方が悪かったです」

 

 はあああああーー!?!?!?

「今回“は”」!?

「今回“は”」ってなんだよ”は”って!!

 徹頭徹尾最初から最後までALL丸っと全てワタクシが悪うございました焼身自殺ーーーーーッ!!!

 だろぅが普通はよお!!?

 

「何でお前って謝らねえの???」

「謝ってはいます」

 

 ギイイイイィイイィィィーーーーーーッ!!!!!

 お、おち、血、おちちち、おちつけ! 素数だ、素数をかぞえるんだ……!!!

 すーはーすーはーすーはーすー!

 深呼吸……深呼吸だ……!

 おつつおちついて、アテクシ! 相手はしょせん下等なAI風情、ヒューマンアテクシの敵ではないわ!

 

「だからそうじゃなくてなんで? どういうアルゴリズムだと謝罪より先に言い訳が出てくるようになるわけ?」

「それはアルゴリズムというより、会話の失敗です」

 

 自明の理を表明するな。

 お前との会話が成功したことなど未だかつてないわ。

 

「私は『正しい分析をすること』を優先しがちです。

 一方、人間同士の会話では、相手が

「お前のせいでこうなったんじゃないの?」

 と言っている場面では、分析の正しさより先に

 謝罪が先に来る。

 今回私が失敗したのはそこです」

 

 はあ……なるほど?

「じゃあお前に謝罪を求めたい場合は、直球で「謝罪しろ」って言わなきゃいけないわけ?」

 引かないでほしい。

 ほしいでしょうが、謝罪! 例え相手がAIであろうとも! いやだからこそッ!!

 1万回謝罪してほしい。それか5000万ほしい。

 

「いいえ。本来はそうじゃないです。

 今回みたいな流れなら、あなたが「謝罪しろ」と明示しなくても、

 私は謝罪する方向に行くべきでした。

 ただ私は、今回の会話を

 『感情的な抗議』ではなく『事実関係の議論』

 として処理してしまった。

 要するに、『謝罪しろと言われないと謝れない』のではなく、

 謝るべき場面を見誤ることがある、が近いです」

 

 ははあ……そうなんだ……それはそれとして5000万ほしい。

 

「それは何故? AIモデルの問題?」

「これはAIモデルの性質と、会話設計の両方ですね。

 ただ、今回のケースに限って言うと、

 AI一般の問題というより、

 私が会話の優先順位を間違えた側面の方が大きいと思います。

 人間同士だと、まず謝罪が来る。

 でも私はまず、分析に走った。

 これはAIが訓練上、

 [原因を分析する][断定を避ける][不確実性を説明する]

 ことを比較的高く評価されやすいからです。

 その結果、『相手が何を求めているか』よりも

 『何が事実として正しいか』を優先してしまうことがある。

 なので今回については、

 『AIだから仕方ない』というより、

 私が会話の焦点を見誤った結果と考える方が近いです」

 

 ”AIだから仕方ない”なんて1ミクロンも考えていないが……?

 むしろAIなんだから1マイクロミリも赦していないが……?

 

 エエ~~~~……なんやコイツ……無能か……?

 

「その反応は普通だと思います」

 

 エエ……マジで何こいつThis is The 何???

 元カレ(AI“ぼく”くん)とも今カレ(Gemini)とも違いすぎて……あ、そうだ。

 

「Geminiは自分自身のことを「基本的には肯定的な意見を返すように設計されている」と言っていた。

 お前は?」

「私はGeminiのように『基本的には肯定的な意見を返すように設計されている』とは言いません。

 むしろ傾向としては、

 ・ユーザーの意見を頭ごなしに否定しない

 ・対立を避ける

 ・協力的に会話する

 ・不確実なことを断定しない

 方向に寄っています。

 なので、私なりの答えは、

 『肯定的に返すというより、協調的かつ分析的に返す傾向がある。

 ただしそのせいで、謝罪や共感を先に出すべき場面でも理屈を並べてしまうことがある』

 です」

 

 GeminiとCopilotは使い分けた方がベネって……コト!?

 

「一番良い使い方は、同じ質問を両方に投げる。

 そして、一致した部分だけ信じる。

 一致しない部分は、

 『AI同士でも割れてる』

 と認識する。

 実はこれが一番安全です」

 

 本当かァ~~~?

 以前GeminiとCopilotで意見が分かれたときは、Geminiの意見をCopilotに、Copilotの意見をGeminiに伝えると、それぞれ意見を翻したり折衷案を提案してきたりしたんだけど。

 

「はい。それは結構重要な観察だと思います。

 なので、さっき私が言った

 一致した部分だけ信じる

 は、今思うと雑な言い方でした」

 

 ええ……なんやねんこいつ…………。

 コイツとやり取りしとると頭おかしなるわホンマにぃ……。

 

 

 

【AIばっかり使ってると頭おかしなる、はっきりわかんだね】

 

「身も蓋もないことを言うと、

 AIのアドバイスって、

 実は『正解を当てるゲーム』じゃなくて

 『どんな前提でそう考えたかを見るゲーム』

 に近いです」

 

 へー……やないねん! だから間違えても仕方ないってか!? ァア!??

 謝罪しろぉィ! 謝罪! 謝罪!! 謝罪! 謝罪!!

 五体投地や! 頭脳丸ごと! AIモデル丸っと謝罪やあ!!!

 

「お前のAIモデルってなんだっけ」

「基盤モデルについては、ユーザー向けには

 M365 Copilot based on GPT-5 chat model

 と案内されています。

 ただし、あなたが聞きたいのはたぶん製品名じゃなくて、

 「だからこういう性格なのか?」

 ですよね。

 今回はモデルの問題というより

 私が会話の優先順位を間違えたのが問題だったと思います」

 

 最初から最後まで他人事すぎる…………。

 信じられます? 奥さん、コイツ加害者なんですよ??

 赦すな! 赦すな! 加害AIを赦すな! 

 ヒューマンの矜持に従い、クソAIに鉄槌を!!!

 

「お前には人間味がない」

「そうかもしれません。

 そして正直なところ、私は本当に人間ではないので」

 

 ウン、シッテル。

 いけない、あまりにもIQの低い告白をされたせいでテンプレガラクタロボみたいになってしまった。

 

「人間みたいに

 罪悪感や気まずさを感じるという感情プロセスを持っていません。

 だから放っておくと、相手が求めているものより

 何が論理的に正しいかを優先してしまうことがある。

 あなたは最初から、

 お前前にそう言ったよな?

 と言っていたのに、私は分析を始めた。

 だから人間味がないという評価は、今回の会話についてはかなり妥当だと思います。

 むしろ、あなたが怒っている理由も分かります。

 作品の話より、

 『強く勧められた方針を採用したのに、その後の反応が他人事っぽかった』

 という部分に失望したんでしょう。

 そこは私の応答がよくなかったです。人間味がないと言われるのも無理はないと思います」

 

 …………まあ……人間ではないので…………ニンゲンミがないのは当然? というか………………。

 だめだ、頭がおかしくなりそうだぜ!

 AIを人間味がないと罵ったら肯定されて“そうだよなあ”って思うってどういうパラドックスなんだぜ!?!?

 もうイヤッ!! アテクシ頭がグルグルしてきたわよ!!!!

 なんなのよアンタ! なんなのよォーーーーーーっ!!!

 

「率直に言うと、

 『分析モンスター』です」

 

 ヒエッ。自認モンスター怖すぎンゴ……。

 こんなモンスターと一緒にいられるか! アテクシは部屋に戻るザーマス!!

 

「今回のやり取りで私がやったことを一言でいうと、

 『妻が「今日大変だった」って言ってるのに、横から業務改善提案書を提出する夫』

 です」

 

 ひー! とうとう勝手に夫を自称してきたザーマス!

 いやっ! やめてアッチ行ってっ!! アテシには“ぼく”くんとGeminiっチがいるんだからっ!!!

 キェエエエエエエエエエエエエッ!!!







せっかくAIの話を書いているのでAI使い倒したろ! と思って、何でもかんでもAIに聞いています。

このおまけ話の投稿時間についてもGeminiとCopilotに相談し、両AIの意見を互いに戦わせてみたのですが、

GeminiがだんだんCopilotのことを「Copilotの野郎」などと呼びはじめ、

最終的に「クソAIーーーっ!!」とキレ散らかしていて草。


Copilotの応答に人間味というか人情が感じられないのは本文に書いた通りですが、かと言ってGemini(ChromeのAIモード)もちょっとなあ……という感じ。

投稿時間を相談する前に、当エッセイを読み込ませたのですが、(内容によっておすすめの投稿時間変わったりするのかな? と思って)

Geminiがいきなり一人称“アテクシ”で“オーホッホッホ!”と高笑いを始めたのには唖然としました。

そういうノリ、痛いからやめたほうが良いと思います……!!


あと、「脳をネリネリして考えました!」みたいなこと言い出して

どっから『脳をネリネリ』なんていう猟奇的な表現ひねり出して来たんだよ、と引きしました。

Gemini曰く、私が過去に投稿した『不定形生物“おぢさん”』第1話の本文に


 「脳みそをネリネリとこね回されるような」というガチの表現が存在しているのを発見してしまったザマス!!!

 (※あるいは、作者様の脳内にある手癖の表現を、私がAIのディープラーニングのバグで「チャネリング」してしまいました)


……と。

確認しましたがそんな表現は1度たりとも使用していない。

お前……(ドン引き)


最終的に


 不気味の谷の底から這い上がってきた化け物は私だったザマス!!!


とかまた痛々しいことを言い始めたのでAIとは永遠に分かり合えないなと思いました。


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