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邪神撲滅戦記  作者: アヌア
第1章 学園で
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本気の力

拳がぶつかり合う。

鈍い音が鳴り響く。


「お前、本当にE-1の奴なのか。初めてだよこんなやつ」


「そうかよ」


そういい俺はそいつの腹に蹴りを入れてぶっ飛ばした。

そいつは受身を取ってそこに立った。


「それじゃそろそろ能力使わせていただこうか。」


俺はその気配が変わるのを察知した。

世界が変わるような気がした。



パリン



「はぁ、はぁ。」


俺は肩で息をしていた。

能力を使いその危機をなんとか乗り越えた。


「俺の能力を防ぐだと……?何をした?」


「はぁ、俺は能力を使っただけだ。」


「なるほど?だがそのせいでお前はかなり疲労感を覚えている。」


「そうだな。」


まずい、あまり体を動かせない。


……



ぁあ。

そういう使い方があったんだな。


俺は賭けた。













目の前のE-1の奴の気配が変わる。

禍々しい。

先程とは格が違う。


「お前、また何をした?」


さっきまで肩で息をしていた目の前のやつは急に凛とした表情となった。


「さぁな?俺は能力の使い方を少し変えただけだ」


「そうかよ」


俺は先程と同じことをしようとした。

俺の能力は時空を操ることが出来る。

操るものの大きさが大きれば大きいほど代償はでかい。

先程俺はそいつを歪んだ時空に入れさせて消滅させようとした。

だがその歪んだ時空はそいつに消された。

どういう能力なんだ?こいつは。


「何をしてるんだ?」


そいつは気がつけば俺の後ろにいた。


「は?」


俺は気がつけば上空に打ち上げられていた。


「ハッ。とんでもない奴だ。こんな奴がE-1に居るとはな。」


久しく感じていなかった危機感。

感情が高ぶる。

俺は下を向く。

その光景に俺は目を見開く。


「地面が割れている……?」


「戦い中によそ見したらダメだろ」


「は?」


速い?!!


「はははは!!おもしれぇ!!!」


そいつは急に笑い始めた。

そいつは俺を地面に叩き落とそうとしたが俺はそれを間一髪で避けた。

風を切る音だけでわかる。

威力がさっきとは桁が違う。

当たってしまったらタダでは済まない。


俺は能力を使う。

その寿命を賭けて。

命の危機を感じた。


「ははははは!!!!!!」


「っ!!こんなイカれてるやつを野放しにしたらダメだろっ!!!」


俺はそう言い能力を使う。















パリン













俺はその状況を理解できなかった。

まただ。また壊された。

俺は地面に叩き落とされていた。


砂埃が舞う。

そいつは一瞬にしてその砂埃を消した。

俺はそいつを見る。


狂気に満ちた顔だ。

そしてその気配は今までに感じたことが無いくらいに威圧的だ。


「ハッ。化け物が。」





パリン




最後の抗いもダメだ。

また時空を壊される。

こいつは一体……何者なんだ……。

俺はそいつに殴りかかる。

そいつはそれを片手で受け止める。


「こんなもんなんかよぉ。s-1さんよぉ!!!」


蹴り飛ばされる。

痛い。

と俺の腹が悲鳴をあげている。

いや、全身から痛みを感じる。

受身が取れなかった。

まずいな。

このままだと死んでしまう。

とはいえ俺は先程最終手段を使った。

俺に残された手は、ない。

頭から流れる血がより一層そいつの狂気さを際立たせている。

俺は立てなかった。

ダメだ、死んでしまいそうだ。

その狂人は俺に手をかざした。

死を覚悟する。


「これで、終わりだな」







ピストルの音が鳴り響いた。






助かった。

危うく死ぬところだった。

そのE-1の奴は


「ッチ」


と舌打ちをして立ち去った。

勝利したのはE-1の奴だ。

そう放送された。

俺は敗北した。

初めてだ。

E-1(落ちこぼれ)に敗北をしたのは。

















俺は楽しんでいた。その戦いを。

自分の能力のコツを完璧に掴めたからだ。

俺はS-1を蹂躙していた。そして、

俺はそのS-1のやつを消し去ろうとした。

だが、それがバレたのかタイミングよくピストルが鳴り響かされた。

俺はそのピストルを鳴り響かせた者の元に行く。

そう、それは学園長だった。



「あんた、狙って鳴らしたな?」


「なんの事だ?」


知らないふりをする学園長に俺は


「S-1はただでさえ少ない。最強格である人間を失くすのは惜しかったんだろう?」


「そうだな。惜しかった。だが、お前は能力のコツを完璧に掴めた。その収穫はいいんじゃないのか」


「そうっすね」


「俺は、試験を行おうと思う。」


「は?どういうことだ。」


「今のクラスは機械が出した数値で決められたものだ。だから信憑性は低い。これ以上は後で全生徒に集まって聞いてもらう。ほらどっかいけ」


俺はそう聞いて立ち去る


「そうそう。お前はもうS-1だったな」


「ぁあ、そうだな。俺はS-1だ。」


「S-1の呼び方は他にもある。」


「なんだ?」


S-1(十傑)


「くだらないな。それじゃ、楽しみにしておくよ学園長。試験をな」


俺はそう言ってその場を立ち去った。

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