担当の先生
今日の授業は実戦形式の試合をやるらしい。
「とりあえず俺と試しに軽く試合をしてもらおう」
そう担当の先生が言った。
やりたいと名乗り出るものは誰もいなかった。そりゃそうだろう。噂ではs-1に匹敵すると言われているのだから。
手加減ができずに消されたらどうするもんなのか。
「大丈夫だ。死なない程度に相手してやるから」
信じれるわけねーだろうが!!
殺す気か!!!
「誰も出ないか。ならそこに居るやつ」
そう言い指をさされたのは。
俺だった。
は?なんで?俺なんか悪いことした?
あ、昨日人消し去ってたわ。
だけどこの学園は弱肉強食だ。
生徒間の殺しは許されている。
だけど見られてた気はしない。
気配を消して寮に戻ったはずだしな。
昨日の疲労が少し来てる。
「手加減してくださいよ」
俺はそう言って立ち上がった。
その瞬間。
先生は俺との距離を一気に縮め拳を腹に入れてきた。
俺は間一髪で腕で防いだが、
俺はぶっ飛ばされた。
「スタートの合図もなしかよっ!!!」
「おかしいな。このクラスはE-1のはずだぞ。俺の攻撃を耐える奴が居るだと?」
クラスのヤツらがざわめいている。
「おい、あの無能が先生の打撃を受けて無事だぞ。どうなってんだ」
俺の実力に疑問を持つ生徒たちが何か言っている。
だけどもそれ以上に今目の前にいるやつの方がまずい。
禍々しいオーラを感じていた。
その拳を警戒する。
メキメキメキ
俺の横腹から鳴ってはいけないような音がした。俺は吹き飛ばされた。
何とか受身を取るが、横腹の痛みに悶え苦しんだ。
「ほんと、手加減無しっすね。」
「手加減してるさ、お前が攻撃してこないからこうなってる。そろそろ力を使ったらどうだ」
「ハッ、そうですね。それじゃ少しだけ」
立て直そうとして先生の方を向くといなくなっていた。
俺は気配を感じてその攻撃を避けてカウンターを喰らわせた。
「お前、何者だ?」
先生は俺の蹴りを片手で止めつつそう言ってきた。
「俺よりアンタの方が何者か気になるけどな」
「俺は先生さ。ただのな。」
俺は力を使おうとした。
そうすると先生はいきなり距離を取り
「お前、何をしようとした。」
とただならぬ表情で言ってきた。
バレた?そんなに危険を感じたのか。
仕方ないか。
「あんたは今、俺に危機を感じたな。」
「命の危険を感じただけだ。」
「そうか、俺には手段がたくさんある。」
「楽しくなってきた」
俺は能力を使って地面を蹴り飛ばした。
先生のとの距離を0にしてその渾身の一撃を喰らわせようとした。
その瞬間
「そこまでだ」
という声と共に俺と先生の拳を止める奴がいた。
「学園長??!」
「これは以上はダメだ、やめろ。校舎が壊れてしまうだろう?」
「そうですか。やめますよ」
危機一髪だな。
学園長は先生に言うことを言って戻って行った。初めて見た人だな。
あまり強くなさそうな風貌だった。
俺はそこに座り込んだ。
はあ、大変な学園生活になりそうだ。
「ほら、立て。トーナメントはもう組んである。と言ってもお前からしたら俺と少し遊んだ後だからしょぼく感じるかもな。」
「それあいつらに聞こえてたらどーするんすか」
「事実だから言い返せることはできないだろ?そういう事だよ。」
「そうっすね。」
そう話したあと先生はトーナメントの説明と試合のルールを説明していった。




