力
俺はそいつの拳を避けてそいつの腹部に能力を使いつつ上に蹴りを入れて上にぶっ飛ばした。
そいつは花火の如く上に打ち上げられた。
「手加減したつもりだったが、予想外だな」
思ったより力が強かった。
少し手加減するべきなのかな。
コツは少し掴んだ。
俺は地面を蹴飛ばして上空に飛んだ。
「なんで飛べるんだよっ!!!!」
そいつはそう言い手にエネルギーの塊のようなものを握って俺に振り下ろしてきた。
俺はそれに手をかざして能力を使う。
パキーンという音とともにその塊は消え去った。
「は?」
俺はその隙を見逃さずにそいつを地面に叩き落とした。
砂埃が待っている。
少し地形が変になってしまった。
「お前もここで終わりだ」
その声がした方向に視線をやると
そいつはエネルギーを集めていた。
「俺の能力はエネルギーを操ることが出来る。それも自分の何かを賭ければ賭けるほど莫大な力を操れる。俺は自分の寿命を賭けた。これをお前はどうするかな?」
俺はそのエネルギーを見て、
「流石に難しいな。」
そいつは寿命を賭けた。それは最大の賭けだ。それに見合った力が宿っているのだろう。だが、俺の能力に勝てるかは別の話だ。
俺はそれを消し去ることが出来るか少し心配だった。
「こいよ」
「後悔するなよ。後悔するなら地獄で後悔しな!!!」
そう言ってそいつはそのエネルギーの塊を俺に投げた。
パキーン
「は??」
そいつは目を見開いていた。
「お前何をした!!!!」
「簡単な事だ。エネルギーを消し去っただけだ」
「このエネルギーは俺の寿命を賭けさせてるんだぞ!!簡単に消せるわけが」
「さて、どうしようか。あのエネルギーの塊がお前の最後の手だとしたら、俺のターンだな」
そいつの表情が一気に真っ青になる。
少し後退りをして後ろに倒れた。
「体が、動かない。」
「体力切れだな。」
俺はそう言いそいつに近づいた。
「やめろ、やめてくれ。見逃してくれ」
「奇襲をしかけたのはお前だろう?」
そう言い俺はそいつの腹部に手を押し当てた。
少しできるか不安だった。
まぁやってみないと始まらないな。
パキーン
その音と共にそいつは消え去った。
そこに落ちたのは学生証だ。
クラスの欄にはA-1と書かれていた。
「A-1か。」
俺はその学生証を消した。
だが、A-1とS-1には何千枚と言った壁があると言われてる。
そうだとするなら、妥当なのかもしれないな。
とりあえず寮に戻って休暇を取らないとな。
身体中がかなり痛んでいた。
久しぶりに能力を使ったからだろう。
とりあえず明日の授業に備えないとな。
俺は寮に戻るのであった。