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邪神撲滅戦記  作者: アヌア
第2章 邪神の撲滅を目指して
20/29

俺の能力

邪神の封印が解かれて

1ヶ月が経った。


黒い空、それはほとんどの光を遮断していた。

俺は能力で何とか見えているが。他の奴らはどうなんだろうな。


俺は学園島に戻ってきていた。


人気が無い。

そりゃそうか。全員居なくなってしまったものだ。


俺は寮に戻ってきた。


学園を振り返ってみると色々おかしな点があることに気がついた。

邪神を撲滅するためにできたのに殺し合いをさせている所など。

不利益にしかならない事をさせられていた。

最初から気づくべきだったな。


学園は俺が学園長を消し去ったことによって廃墟と化した。


寮で俺は食料をバックに詰めた。

食料と言っても非常用の物しか詰めていない。そりゃあ、1ヶ月ちょっと放置されていたんだ。電気も止まったりして保存されていたものはほぼ食えなくなっているだろう。


情報源を獲得するために俺は能力を使ってスマホを作っていた。


この能力も随分と便利に使えるようになったもんだ。


どうやら、邪神は今行方がわからないらしい。


その代わり、邪神の手先が本島の街中で暴れているのだとか。


俺はこの1ヶ月、山奥で能力の使い方を学んでいた。


【四則】


それが俺の能力だ。

あることがらに対して加算、減算、乗算、除算ができる便利な能力だ。

例えば俺が人を消し去っていたのは

[×0]

と能力をその人間に対して発動してその人間の存在を消し去っていたんだ。


他にも無いものを作り出すのはそれに対して

[+1]

と能力を発動してそれを作り上げることも出来る。

これは無いものを1から作り出すから疑似創造のようなものだ。

これに関しては慣れだ。時間が掛かるものもあるし掛からないものもある。


減算に関してはあまり使ったことがない。

最初の頃は乗算や除算を使うと体に負担が凄まじかったから少し使っていた。


この能力は数値がデカければデカいほど体に負担が掛かる。限界値もある。

寿命を賭けたりすれば凄まじい数値をたたき出せるのだろうな。


あれこれしているうちに準備が整ったから俺は学園島の海岸にいた。


これからどうしたもんか。

とりあえず邪神の手先と戦って情報を得るしかないな。

もしかしたら邪神を憎んでいる同士が居るかもしれない。


俺はそう考えて学園島を飛び立った。


























「ギャァァァァ」


悲鳴が鳴り響く。


「邪神の手先だ!!能力を持っていない一般市民は逃げろ!!!」


俺はそういいその手先と退治する。

俺はそこまで強い能力を持っていない。

【筋肉増強】

見た目は強そうだが俺はその能力をあまり使いこなせていなかった。


そして目の前のそいつは仮面をつけてフードを被っている。


「どこだぁ?俺の獲物は?」


「ここだよ。かかってきな」


俺は能力を使ってそいつとの距離を縮めてパンチを見舞う。

大抵の奴はここで俺に負ける。能力者でも弱い部類のやつはここで俺に負けるだろう。

そのはずだった。


そいつはその俺の拳を顔面で喰らいながらもビクともしていなかった。

仮面がビキビキと割れる。

そしてその仮面が地面に落ちてそいつの顔を見る。

その顔は。


<狂気に満ち溢れていた>


「ぁあ、この美しい空をこの目で拝めるなんてなぁぁ!!!!!」


イカれてる!!そう思った瞬間。

俺は殴り飛ばされてビルに突っ込んだ。


「いっ…」


「まだまだぁぁあ!!!」


「んなッ!?!」


そいつは追撃をしてきていた。

速すぎる。

目にも止まらぬスピードでそいつに俺は殴り飛ばされていた。


外の地面に打ち付けられる。


し、死ぬ…まずい。


「これで!!!死にな!!!!」


そいつはその拳を俺に突き刺してこようとしていた。


俺は死を覚悟した。

ありがとう…生んでくれて。




ん…?死んでいない?



見上げると、そこには。


黒い髪で、リュックを背負っている青年がいた。


「お前…あの時俺をぶっ飛ばした。」


「あぁ、そうだ、その俺だ。」


「お前ェェェエ!!!!」


「まぁ落ち着け。」


その青年はその化け物をビルに向かってぶっ飛ばした。


「あんた、大丈夫か?」


「あぁ、大丈夫だ。」


「とりま、逃げな。それと、食料持ってんのか?」


「あんた!後ろ!」


「あぁ、わかってる。」


そう言いその青年はその化け物に回し蹴りを喰らわせた。


「とりま、これ、持ってけ」


その青年は俺に菓子パンをくれた。


「くれるのか。ありがとう。」


「とりま、逃げな。ここは俺に任せて」


「ありがとう。青年。」


俺はその場を立ち去った。


















「さて、1ヶ月ぶりの実戦だ。肩慣らしと行こうか。筋肉ダルマ」


「ぁぁぁぁぁあ!!!!!!」


その筋肉ダルマは声を張り上げて


「お前を!!!!殺す!!!!」


「やれるもんならやってみな。筋肉ダルマ」


その俺の言葉と共に戦いの火蓋は切られた。

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