無双
そいつのバッチを取り、そいつに触れる。
そいつはパリンと音を立て、消え去った。
手のバッチを見る。
「B-1か。」
「お前っ!!何をした?!」
そいつらは1歩、後退っていた。
「なんだ?ビビっているのか?これはバトルロイヤル。殺し合いだぞ。こんな光景には慣れないとダメだぞ。まぁ、もうこの光景は見れないかもだけどな。」
その中の一人が叫びながら逃げていく。
「聞いてない!!こんな化け物がいるなんて!!!!」
そうやって逃げていく。無様だなと感じたが、この場ではそれが正解なのかもな。
「さぁ、かかってこいよ。」
そいつらは構えているが動かない。
待ちくたびれたから俺は動いた。
弾丸のスピード、いやそれ以上か?わからないがそれくらいのスピードでそいつに接近して、腹に拳を叩き込む。
「っ!!」
そいつは腹を抑えて膝をつく。
「俺はあまり能力を使いたくない、だがこれは殺し合いだから仕方ないか」
そう言い俺はそいつの頭を握り消し去った。
「やべ、バッチを取り忘れてしまった。まぁいいか。」
少し気をつけないとな。
そんな感じで俺は残りの奴らを徐々に消し去った。
「残り1人だ。」
「かかってこいよS-1」
そいつはさっきのヤツらとは雰囲気が違った。
少し強そうだ。
俺はにやけてしまった。
「お前はどんな能力なんだ??」
俺はそう言いそいつとの距離を一瞬で縮めて
能力を発動し、その拳をそいつにぶつける。
壁?
硬い。
コイツの体は硬かった。
いや?違うな。
考えていると
「戦闘中に考え事か?S-1さんよ」
俺はカウンターを喰らってしまった。
木に体が打ち付けられる。
「どういうことだ。」
「さぁ??」
そいつは俺との距離を縮めて俺に蹴りを放つ。
「ってぇな!」
俺は受身を取って立ち上がる。
そいつの腹は壁のように硬かった。
俺はもう一度距離を縮めそいつの腹にパンチを入れる。
ん?
俺はそこで気づいた。
俺の拳は叩きつけられている。
だがその拳と腹に見えない壁のようなものがあった。
なるほどな。
「っ!!どけ!!!」
そいつは慌てて俺を蹴り飛ばそうとした。
だが俺はその蹴りを受け止め。
その見えない壁に手を当てる。
「残念だったな。タネが分かってしまえば俺は対処出来る。まぁ、できるような能力だったからな。」
その見えない壁はパリンと音を立てて消え去った。俺はその勢いのままそいつの腹に手のひらを押し付けて。
そいつを消し去った。
「俺がこの能力じゃなかったらどうしてたんだろうな。いや、そうじゃなかったらこの学園に居ないか。」
俺は自分の拠点に戻ろうとしていた。
「狂人クンー!!」
その声がした方向に視線を飛ばす。
地面にソンが着地する。
「イエーイ」
そう言いそいつが見せてきたのはS-1のバッチだった。
「お前、さっきのやつぶち殺したのか。」
「そうだよ。しぶとくて面倒くさい奴だった。」
「俺も少しだけしぶとい奴と戦ってたよ。」
「え?戦ってたの?」
「ぁあ、20人くらいとな」
「さっすがーS-1」
「お前もだろ。」
こいつのポケットを見るとバッチがすごく入っていた。
とんでもない戦闘狂だ。
変に気に入れられていてよかった。
こいつと戦うのは面倒くさそうだ。
「ここでお別れだ。俺は拠点があるからな」
「僕がついていったらダメなのかい?」
「お前と一夜を過ごすなんてごめんだな。裏切られるかもしれないんだぞ」
「僕が君を裏切るわけがないじゃないか。」
「出会って間もない奴のことを信じられるかよ。そもそもなんで俺の事気に入っているんだ。」
「僕はあの君の昇格戦で君に運命を感じたんだよ。あの強さは久しぶりに見たよ。あの迫力は今でも忘れられない!!!」
「そ、そうか。それじゃあな」
俺は面倒くさくなりそうだから話を打ち切り洞窟の方に飛んだ。
「ぁあ!!ちょっとまってよ!!!」
少し聞こえてくるが気にしないで行こう。
俺は洞窟の方に向かった
はぁ。少し力を使いすぎたか?
疲労を少し感じる。
体力も付けないとな。
そう感じるのであった。
にしてもこの学園は人数が多いな。
あいつだけでも数十人は殺してると思うけどな。
学園長はどれだけ減らしたいんだかな。
まぁ、生き残ればいいだけだ。
洞窟の中で俺は食事を摂っていた。
魚、水。
そこら辺にあった葉っぱ。
恐らく毒はないだろう。
勘だ。
腹を壊したら気合いで過ごそう。
その後俺は簡易的な寝具を作って見つからないであろう場所で眠りについた。




