第4話望み
少しだけ、グロいシーン入ります。
苦手な方は避けてください。
太陽が出てきたのか、林の中が少し明るくなってきた。
夜は、あまり睡眠をとらなかった。いろんなところで、争う音や、鳴き声などがして、警戒をしていたからだ。
周囲に気配を感じなかったため、俺は茂みからでた。
これからどうしようか...この世界は明らかに元いた世界とは違う。昨日のやつは、結界から出るなって言ってたよな、もしかしたら、この世界は'魔法'があるのか?試してみるか...どんな魔法が使えるのかな。
ステータス!
シーーーーン
ステータス!ステータス!
シーーーーーーーーーーン
何もおきない。手っ取り早く、自分のスペックを、見ようとしたがどこにも、ステータスが現れない。
その後も色々やってみたが、魔法は使えなかった。その中で少し発見があった。超能力的な物はないが、身体能力は高いみたいだった。
これなら、生き残れるかな...
今いる場所は、林の中だが、村から近いため、いつ俺を狩りにくるかわからないため、この場所を離れることを考える。離れると言っても、奥に入るのは、危険だと判断した。そのため、右方向に歩き林から出ることにした。
400メートルぐらい歩くと、林の出口が見え始めたので、少し小走りで、外に出た。右後方に振り向くと、村が見えた。昨日は静かだったが、今日は騒がしい。
俺は前に向きなおり、登り坂を上がって行った。
登る途中で、白い兎を見つけた。
朝飯はあれにするか。
兎に気づかれないよう、身体を低くしゆっくり近づく。
見つかるギリギリまできた。やっぱリと言うべきだろう、普通の兎ではない。額には、15センチぐらいの角があり、大きさも60センチぐらいあるだろう。
魔物か。
兎は俺に気づいたのか、角をこちらに向けてきた。身体を捻り、地面を蹴った。螺旋しながらこちらに向かってくる。
速って、人間の時だったら思っただろう。だけど、今の俺には遅く感じた。
俺は、兎ミサイルを避け、着地したところを狙う。
兎は横を通過し、地面に着地して、1秒もたたないうちに、兎のお腹に噛みつき、地面に叩きつけた。ピクリとも体が動いていない、死んだのだろう。ありがたいと思いながらその場で、食事をはじめた。
食事を終え、再び歩き出した。
坂を登り終え、俺が見たものは、綺麗な花が一面に咲いていた。その中心には小さな小屋と大きな木があった。
そして木の下に、人間の家族がいた。父、母、娘って感じだ。娘はまだ2歳ぐらいで、両親に甘えているようだ。
俺が行ったら怖がられるか、殺そうとするだろう。だけどもしかしたら...ありはしないだろう、望みの薄い話しだけど俺はその家族に向かって、歩き始めた。
ここまで読んでいただきありがとうございました。