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君の愛は、美しかった  作者: つこさん。


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55/61

第五十四夜 悲しいことが多すぎて、記すべき言葉がない。


ずっと書けない場面でした

いつか加筆すること前提で、このまま上げさせていただきます



 


 故モーリッツ・イルクナー氏の直筆とされる手紙は四通あった。

 いづれも同一人物によるものとの鑑定はなされており、それはユリアンもそう思えた。


 閲覧にはマインラートにマクシーネ夫人、オティーリエにイルクナー家家令のヴァルターを伴った。

 誰しも公式に出されたその『同一人物によるもの』とされた手紙が『モーリッツ・イルクナー』の筆跡であるという鑑定結果に懐疑的なのは言うまでもない。

 しかし、その証拠を挙げるところまでは至らない。


 暴行事件から二週間が経ち、ヨーナスの容態は安定している。

 三日にあげず(おとな)い、ユリアンは彼を見舞った。

 遠方のヨーナスの両親へはリーナスを訪問させ、状況説明と謝罪、そして当面の賠償についての話し合いを設けている。

 不自由な暮らしにならぬよう、メイドも二人派遣した。


「惨めなもんですね、こうなることは予測できたっていうのに」


 ヨーナスは悔しげにそう言い、気持ちを同じくするユリアンもそれに頷いた。


 マインラートは再び獄中の人となった。




 その便りもまた突然だった。


 ユリアンの義母、オティーリエの実母である、マクシーネ・イルクナーが、死んだ。



 抗議のために朝廷を訪れた際の事故だという。

 誰かが彼女とぶつかり、もしくは押し退け、そのゆえに階段を転げ落ちたのだ。

 即死だった。




 悲しいことが多すぎて、記すべき言葉がない。




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別視点

わたしの素敵な王子様。

本編

いねむりひめとおにいさま

【閲覧ご注意ください・イメージを損なう恐れがあります】君の愛は、美しかった・登場人物イメージ

君の愛は、美しかった・登場人物イメージ(活動報告ページへ飛びます) script?guid=onscript?guid=on
― 新着の感想 ―
[一言] 55話、一読したのちに君愛を頭から読み返しておりました。 あらためていとおしく、それゆえに悲しい。 マクシーネ夫人……才媛と名高く同世代の男性たちを「振り回した」若き日々、さぞ輝いていたこと…
[一言] そっかー(´・ω・`) そっかー 悲しいねぇ
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