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二人の世界  作者: folly
18/18

初ダンジョン 終了

いつもお付き合いいただき、ありがとうございます。

最近まで他人とあまり関わらなかったんです。ずっと自分の世界で生きてきたんです。


その告白に、そこにいた人達は驚きをなくし、温かい視線を向けてくるようになった。


「そっか……まあ、なんだ、今度一緒に食事とか行こうな。」

「相談とか、気軽にしてくれていいからな?」


友達とか日本にいたし、悩み事もないからね?

ここで反論しても説明が出来ないため、ありがとうございます、と返事しておく。

クロト……サムズアップとかいらないから。


「それで、俺はどうしたらいいですかね?」

「そうね……ここにいる職員はみんな、学院の教員です。黙っていれば、あまり大げさになることもないでしょう。皆さんも、このことは口外しないように、お願いします!」

「わかりました。」


アリスは周囲の教員全員に聞こえるように言う。

戦闘していた学院の教員を代表して、フィジクが応えた。


「クラスもフィジク先生のところにお願いしようかな。」

「わかりました。……和樹。改めて、フィジクだ。これからよろしくな。」

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

『優しそうな先生で良かったね』


お互いに握手をする。握った手からは力強さを感じ、中々に頼もしい。


「それでは、今日はここまでにして、ダンジョンから出ようか。疲れているだろうけど、入り口まで頑張ろう。」


そして、歩きだす集団。和樹も付いていくが、疑問があった。


「帰りはテレポートで入り口まで跳ぶばないんですか?」

「……はぁ~。和樹くん、学院に入ったら、世間を知ろうね。」


また、何かやらかしたようである。アリスからため息とアドバイスを頂いてしまった。


「アリス、和樹は来て間もないんだから、仕方ないって。」

「クロト様……そうですね、私が先輩なんですから」


先輩、確かに人生の先輩らしいしなぁ、なんて思った和樹を睨むアリス。

何で女性って鋭いんだろう。


『カズ、ダメだよ?』

「和樹くん、顔に出てますよ?」

「あはは……それで、えっと、最初に俺たちテレポートしましたよね?だから、美香姉も出来たんだろうし。」


美香姉?と、首を傾げるアリスにクロトが耳打ちをして、あぁ、と頷いている。


「そっか……。あれで、出来ちゃうんだね。これがこの世界に来たばかりの強みかな。」


先入観があれば、出来ないと思うことが増えてしまう。その点では、和樹と美香は何も知らないため、逆に何でも出来ると思えたのである。


「最初のは、ダンジョン特有の移動なの。自分がその階にいることをイメージして、ダンジョンと世界を共有することで魔法として、その場に移動出来るのよ。」

「……ダンジョンって生き物ですか?」

「無機物にだって、魂があるからね。」


不思議なことがまだまだ一杯あるようで、わくわくしてくる和樹と美香。


そうしているうちに、入り口が見えてくる。


「和樹くん、急で悪いけど明日から学院に来てくれる?制服とか、そこで渡すから。」

「わかりました。」

『楽しみだね!』


自分たちの異常さをあまり自覚出来ていない和樹と美香の、学院生活がもうすぐ始まるのだった。

読んでいただき、ありがとうございました!


中々展開を進められないことに悩んでおります。


そして、申し訳ないのですが、しばらく投稿出来ないかもしれません。単位、とうっすらヤバ目だと思っていただければ。

私情ですが、現実のために、自分の世界から出ます……。


これからもよろしくお願い致します。


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