第十七話「作戦」
「止まれ!動くな!」
「おおっ!?なんだ!?眩しい!」
昼間に輝くライトが男の動きを止める
「おい?……海外の軍⁈なんでここに?!」
男は銃を突き付けられ、両手を挙げた
「…こいつ日本の民間か?」
「後ろを向け!」
クロエは男に近づき、ポケットを確認する
「キャプテン、こいつどうしますか?」
「勝手に動かれては困る、捕らえておけ!」
「ちょっ!おい!何するんだ?!」
男は両手を拘束されもがく
「大人しくしな!」
「放せ!俺は人を探してるんだ!放せってっ!!…そうだ!お前達、女を見なかったか?!」
「……おいクロエこいつ何言ってるかわかるか?」
「…わかりません。多分日本語だと思います
レクトならわかったかもしれません」
男は一度難しい顔をして話す
「…ああ〜女を見なかったか?探しているんだ」
「!」
2人は驚く
「お前、英語喋れるのか?」
「俺の名前はレオ英語は話せる。あんた達は…?」
キャプテンは口を開く
「俺たちのことは言えない。あと女も見ていない。あんたには悪いが俺たちに付いてきてもらう」
「ほらっ!歩きな!」
クロエはレオを掴み歩く
「ちょっ!痛いっつーの!…くそ、どこ行ったんだナナ…」
「黙って歩きな!!」
1階にたどり着く
「ここだな、俺が先に行く、クロエついてこい」
「イエッサー、さぁ歩きな!」
「痛ッ!手荒い女だな…」
「あぁ?なんか言ったかい?」
「しっ!」
「何かがいた」
ペタッ……ペタッ………
「この音…ヤツらです」
「ああ、まだこっちには気づいていないようだが…電力室に入れば気づかれるだろう…」
「どうしますか?殺りますか?」
「いや待て!数が把握できていない今は戦闘を控えたい。それに、その男もいるしな…」
クロエは腰からハンドガンを取り出す
「はい、あんたも自分の身は自分で守りな」
「…銃を渡すなんていいのかよ?」
「ふん!変なマネしたら、あたしがあんたを撃つ、あとこれ」
クロエはレオの耳に何かを入れる
「耳栓しな、鼓膜破れるよ」
「足音が遠のいたな…、よし電力室に向かう、部屋の前に着いたらお前は扉を開けろ!」
「イエッサー」
早足で進む
扉の前に着くとクロエは鍵を確かめる
「くそ!やっぱ鍵が掛かってる!キャプテン!少し時間をちょうだい!」
「ああ、早くしろ!」
クロエは小型レーザーで扉に穴を開ける
「おっおい!来たぞ!!」
「ああ、わかっている。いいから黙ってろ」
キャプテンは冷静にエイリアンを撃っていく
「扉、開いたよ!」
「よし!クロエ電力をオフしろ!」
「イエッサー」
クロエは電力室に入る
「こんなにスイッチがあるのかい…、どれが電力なんだ!」
エイリアンは次々と襲ってくる
「ちっ!数が多い…クロエ!まだか⁉︎」
「…くそ!どれが電力なんだよ!まったくわかんねぇ…これか!違う…」
「クロエ!急げ!!」
「おい!大丈夫なのかよ!!ヤツらひっきりなしだぞ!!」
「お前は黙ってろ!」
「くそ…どれだ!」
「このままだと弾が切れる!」
「くそ!くそ!!」
「…これか⁈」
ーーー
「ああ〜ぁ…眠い」
「おい、今は任務中だぞジェイ。」
「わかってるよ、伸びするくらいいいだろ〜?にしてもキャプテン達遅いな…」
ジェイ達は廊下の端で待機していた
「ここで待機してていいのか〜?ターゲットの部屋から一番遠いぜ?」
「ここなら廊下の真ん中にある階段、その先に見える事務室が見える。いい場所だ。」
「何よりもターゲットの部屋へ一直線で行ける。」
「ふ〜ん…」
レクトは時計を見る
「あれから20分経っている。2人にしては遅い。」
「電気まだついてるしなぁ〜…」
ジェイは天井にある蛍光灯を見て話す
チンっ!
「!!」
階段横にあるエレベーターが動きだし
2階で止まる
「誰か来る!」
2人は拳銃を構える
「へ!こんなところに客かぁ?」
「とにかく身を潜めるぞ。」
「ああ」
2人は物影から様子を伺う
エレベーターが開くと一人の女性が出てきた
「女?ジャパニーズガールじゃねぇかぁ⁈」
「ああ、そのようだ。」
「俺、生で観るの始めてだ!キュートだなぁ!」
女は急に走り出す
「おい!あの女どこ行く気だ?!」
「まずい!ジェイ!女は事務室に向かってる。」
「マジかよ!!このまま通したら化け物に感づかれちまう!」
2人は急いで女を追いかける
女も後ろに気づき、スピードを上げる
「ダメだ!事務室までに追いつけない!レクト!ジャビング装着使えよ!」
「無駄だ、ジャビングの範囲が狭すぎる。事務室などの広い範囲には使用できない。」
「ちっ!使えねぇな!」
あと数mで女は事務室前に
ガシャン!!
「!!」
エイリアンが一体、2人と女の間に出てきた
「ちっ!こんな時に!」
その時、蛍光灯の電気が消えた
「よし!電力オフ!そのままターゲットの部屋に突入する!!」
「ああ。」
女は事務室を通過し控え室前へ
エイリアンは2人に背を向け女を追いかける
「おい!ヤツまだ動いてるぞ!!ターゲットの部屋に向かってる!」
レクトは立ち止まり銃を構える
「撃ち殺す。」
「民間人に当てんなよ!!」
「ああ。」
ブシュッ!!
レクトは一発でエイリアンを仕留める
「よし!さすがレクト〜!!
…あっあれ、女が消えたぞ!」
「控え室に入っていった。」
「ターゲットの部屋かよ〜、厄介だなぁ」
2人は控え室の扉前に到着
「突入するぞ。」
「ああ!」
*つづく*




