プロローグ
今回初めてシリアスみたいな小説を書きました。どうぞゆっくり見てってください。
心…?そんなもの僕にはないさ。
僕は君に仕える消耗品。執事という名の消耗品。
我儘も何でも叶える夢の人形。
だから、君は僕を頼ってよ…一度でいいから。
君の夢を叶えさせて…笑わせて見せるし泣かせて見せる…。
だからさ…心を取り戻してよ…。
薄暗く光がない闇の部屋で一人の青年と一人の少女の話が生まれる…。
君はなんで口を開けないんだい…?話そうよ。僕と…さ?
心を開いてよ…昔みたいに明るい君を見せてよ。
『…………』
なんで、喋ってくれないの?僕のことが嫌い?
『…………』
少女は首を振り嫌いではない…と伝えた。
だが、体を動かしたが口は動かない…無口のまま。
また、一人の部屋に閉じこもる。
《心》という名の部屋に……。
夜が明け薄暗い部屋も少しは明るくなった。
だけど、少女の心は開かないし表情も明るくならない…。
光すら少女には届かない。心が無いのだから…。
動く人形と一人の消耗品…。
不思議な組み合わせの不思議な物語…。
一人の語り部はこの話に《消耗品と心なしの少女》と名をつけて深い闇へと本をしまった…。
どうでしたか?まだまだ、続くので楽しみにしてってください。