俺は転生者だった。俺の名はジョナサン。家名はない。
転生者といってもまぁ、前世の記憶なんてものはほとんど残っちゃいない。だが知識は残っている。
3歳の頃、俺は親に捨てられたらしい。何が理由かとかは覚えちゃいないが、町外れの工房に住む、『親方』――――本名は知らない―――
に拾われ、戦闘から魔方陣のいじり方、果ては古代語の読み書きまでたたき込まれた。親方・・・ 錬金術とか調薬術とかどこで覚えたんだろうなぁ・・・
拾われてから14年、俺は流行病でくたばった親方の工房、『ノブリス』を継いでいた。くたばるとき、親方は俺に、「俺の持てる技術はおまえに叩き込んだ・・・ 俺の覚えている範囲で、だがな・・・ お前は今日で自由だ・・・ この工房を継ぐなり、冒険者になるなり、田舎で畑を耕すなり好きにしろ・・・ お前をイジ・・・ ゲフン!鍛えるのは楽しかった・・・ 達者でな。」といい残し、くたばった。
イジるとか言いかけた気がするがとりあえずそれはいい。
今日はこの間酔った勢いで作り始めちまった新作品、魔道式自走型装甲馬車のテスト走行の日だ。酔った勢いで始めたとはいえなかなかの力作だと俺は思う。空気中の魔素を集めて動く、新型魔道エンジンJ-05、錬金術で作ったオリハルコンとチタニウムの合金装甲、1分間100発連射できる魔道砲・・・
完璧だな・・・! 前世の俺の妄想の力を借りて作ったコイツ・・・
名前考えとかないとな・・・
はじめまして?ホワイト軍曹です。
中二病こじらしてこんなの書いてしまいました・・・
生暖かい目で見守ってください・・・
※魔道砲:『この世界』では割とポピュラーな兵器。一般的なものは1分間に30発ぐらい撃てるのが平均。