20イギリスの人形劇がどうしたの?
「つまらない?いつも楽しんでるように見えたけど」
「最初は食べ物のクイズだったけど、そのあとはちょっとエッチなクイズが続いたわよね」
「うーん、そうだったかな」
「なんか、桐山さんのエッチなクイズって独特なのよね。ああいう話する人って初めてだし、そういう人ってなかなかいないと思うの。いろんなお客さんと接してて」
「それって褒め言葉?」
「そうかもね。でね、何というか、あのちょっとエッチなクイズがあると現実が忘れられるのよね。ほら、笑っちゃったりするから。
だから、できればああいうクイズ出してくれたら嬉しいんだけどダメかしら?私、お客さんに対して図々しいかしら?」
「分かったよ。じゃあね、こんなのはどうかな。しばらく前のテレビ番組なんだけど、イギリスのSF人形劇でサンダーバードというのがあって、世界中の多くの少年たちが夢中になったんだ」
「へえ、人形劇ねえ」
「ごく簡単に言うと、災害とかが起きた時に国際救助隊って言う秘密組織がサンダーバードというメカを使って人命を救助するっていう話なんだよね。
普通子供用の番組って30分くらいだけど、50分で、かなり見応えがあるんだ。メカもいろいろあってすごいしね」
「それで?どんなクイズなの?」
「それはイギリスの番組だからもちろん日本語に訳して放映されたんだけど、登場人物の名前はそれぞれ英語名をそのままカタカナにしてあるんだ。
例えば、アランはアラン、ジョンはジョン、ペネロープはペネロープっていう風にね。
ところが、たった一人だけ全く違った名前になっている人がいるんだ。その秘密組織である国際救助隊のメンバーで、唯一若い女の子なんだけど、彼女の名前はティンティンなのに、なぜかミンミンになってるんだよね。全然違うでしょ。それはどうしてでしょう?」
「分からないわ」
「嘘だね。絶対分かってるはずだよ」
「いやだー。分からないってば」
「このクイズに答えられなかった女の子はいないよ。ただ答え方は人それぞれだけどね。大抵は○○○○○か○○○って答えるし、結構はっきり発音する子もたまにいるけどね。さあ、はっきり答えて」
「あははは、もう勘弁してちょうだい。私には言えないわ。もう満足したから」




