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17 医療クイズ(2)

「まだあるでしょ。じゃあね、別のヒントね。グラビアの水着女性」

「えーっ、グラビアの水着女性がどう関係あるの?もっと分からなくなっちゃった」


「グラビアの水着女性は写真を撮る前にどんな準備をするの?」

「そりゃあ、きれいに写真を撮りたいわけだから、髪型を整えて、しっかりお化粧して、あとシャワー浴びて体をきれいにしてって感じでしょ」


「本当にそれだけかな。まだ他にもやることがあるって週刊誌か何かで読んだことあるけど」

「うーん、あっ、水着を着る前に恥部の毛を剃るらしいわね」


「そう、それそれ。もう答えは目の前にあるよ!」

「えっ、男性の大事なところに毛が生えてるってこと?」


「君だってあそこに生えてるでしょ」

「やらしい言い方。そうか、手術の時に邪魔になるからあそこの毛を看護婦さんが剃ったっていうことかしら。でもそれがそんなに衝撃かなあ?」


「だって若い女の看護婦さんが、大事なところを傷つけないように、あの細長いところと丸いところをしっかりと握って剃ってたんだよ!」


「そうか、だから驚いたわけね。これ、かなり難しかったわ」


「楽しめた?」

「うーん、楽しめたってわけでもないけど、気分転換にはなったかな」


ちょうどその時ママさんに耳打ちされてその場を離れなければならなくってしまった。

「もっと話したかったけど、交代するように言われちゃったので。それじゃ」


桐子は今夜は沙耶香さんが不在なので自分をリクエストしてくれたらな、とちょっぴり期待したが、あっさりとグッバイされてしまった。


別のお客さんについても気はそぞろで、お客さんに気づかれないようにたまに桐山さんの方をチラッと見る。彼は気のせいか自分の時よりももっと楽しそうに見えて少し妬けた。


 家に帰るとおばあちゃんは寝ているかと思ったら、まだ起きていてテレビを見ている。おばあちゃんは霧子の姿を見るや否や

「テレビのチャンネルがどうしても変えられなくて困ってるんだけど。桐子、リモコンが壊れたのかな?」


「テレビはついているから、好きなチャンネルのボタンを押すだけでしょ」

と言うと何とボリュームボタンに触っている。


ものすごい音がするな、と思ったら90になっていて、そのボリュームボタンをいじってチャンネルを変えると思ってしまったらしい。今朝までは普通にテレビを見ていたのに、そんなことをするなんて確実に認知症が進んでいるのだろうか。

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