12 ちょっとエッチなクイズ(2)
「やあ、確か桐子さんだったよね。同じ『桐』がつくから印象に残ってるんだ。久しぶりだね。元気?」
「ええ、元気ですよ。お久しぶりです」
何やかやと世間的な話をしているうちに、桐子はこの前思いついたことを実行してみることにした。なるべく甘えた感じの声で、
「ところで、また桐山さんにクイズ出して欲しいな。絶対当てちゃうんだから!」
「確かこの前はちょっとエッチなクイズだったよね。そうそう、野菜の」
「そうよ。ちょっとエッチだったけど、そのちょっとした刺激がいいかも。クイズならなんでもいいんだけど、ちょっとエッチなクイズパート2ってないの?」
「了解。じゃ、エッチなクイズパート2出題するけど、この前の野菜のよりもちょっとだけ刺激がきついかもしれないけど、大丈夫?」
「大丈夫だと思います。だって私、もう24歳ですから」
「桐子ちゃんはアニメ好き?」
「アニメ?あんまり残酷なのは嫌いだけど、時々見ますけど。それが何か?」
「少し古いアニメなんだけど、シティーハンターって知ってる?」
「シティーハンター?何となく聞いたことくらいはあるけど」
「シティーハンターっていうのは、要するにスイーパーなんだよね。
極めて簡単に言うと、冴羽リョウっていう名の凄腕のスイーパーが依頼を受けて闇の世界の悪い奴をスイープ、つまりお掃除する、やっつけるっていう話で、原作の漫画を見るとやや残酷な場面もあるけど、テレビ版はかなりオブラートに包まれていて、安心して見ていられるって感じ。
結構コミカルだしね。日本では確かテレビで3シーズンくらいやって更に2度映画化もされてるし、海外ではフランスですごく人気があって、フランス人スタッフがフランス人の俳優さんだけを使って実写版の映画を作っちゃうくらい人気があるんだよね。
「へー、知らなかった。それのどこがエッチなの?」
「まあまあ、聞いてれば分かるよ。その主人公の冴羽リョウって人がさっきも言ったようにものすごい腕を持ってるんだけど、人間である以上弱点があるんだよね」
「ふーん。どんな弱点?」
「かわい子ちゃん大好き人間なんだよね。かわい子ちゃんの依頼しか受けないしね。で、かわい子ちゃんが依頼に来ると、真面目でかっこいい顔が急にだらしない顔になって『わーっ、かわい子ちゃんもっこり』っていうんだけど、その『もっこり」ってどういう意味かな、っていうクイズ」
「えーっ、よく分からないわ。どこがエッチなの?『もっこり』って何かが盛り上がるってことでしょ。それでえっちって言うと・・・」
「うん、ということは?」
「えっ、まさか男性の大事なところのこと?」
「そう、それがどうなるの?」
「やだー、私、答えられない」
「それって答えは分かってはいるってこと?」
「もう、知らない」
「さすが24歳。答えは分かっているけど恥ずかしくて言えないってわけか。かわいいー!」




