屋内サーフィン
色々なものが建てられていたバブルの時代。
手野グループも例外ではなく、様々なものを計画していた。
そのうちの大半は、計画されたままで終わりを迎えたが、十数年の時を経て復活したものもある。
その一つが屋内サーフィン施設だ。
文字通り、屋内でサーフィンを楽しむための、見た目は単なる波の出るプールだ。
ただその大きさは幅が40メートル、奥行きが250メートルある。
屋外では見られないほどの大きさがあるこの砂浜を模したプールでは、初心者向けから上級者まで、数多くの人が楽しんでいる。
特に、年に1回ある大会は、海外でのオリンピックにでも出れそうなレベルの人も多くやってくることで有名だ。
その屋内サーフィン施設では、屋内で波を自由に作れることで実験を行うこともできる。
特に船の2分の1モデルの走破性については、国内随一の実験設備となっている。
サーフィンが行われない間は、そんな実験が繰り返し行えるように設備が整えられているのも、あらかじめ考えられていたからだろう。