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第二話 転生の覚悟

序盤、設定や伏線などで、長々としますが、冒険者になってからとても面白くなりますので、こうご期待ください!

話を聞くとどうやらこの女性は、"女神様"らしい。



とても信じがたい話だが、女神様とやらが宙に浮いているので疑う余地はなかった。



「今から、あなたたち、総勢32名で魔法と創造の世界イマジンワールドに転生してもらいます。」



おいおい。いきなり急展開すぎないか...



"転生"という言葉を聞き、周りからは喜びの声と、不満の声が飛んでいた。




それもそうだろう、学校生活が充実していた人達にとっては、"明日から見ず知らずの世界に行ってください"なんてとても受け止められるものじゃない。



しかし、僕は、前者の喜びの方が大きかった。


おじいちゃんとおばあちゃんに会えなくなるのは寂しいけど、あの地獄のような毎日を繰り返さなくていいのだから。




「質問です。父と母に心配をかけることは出来ないので日本に帰りたいのですが...」




 質問したのは、学級委員長の"さや"だ。



僕もそこが気になっていたのでありがたい。




 「日本であなたたちと関わりを持っていた民からは記憶を消しておくのでご心配なく。」




 女神様は声のトーンを少し低くして、めんどくさそうに答えた。



周りからの不安の声は強くなった。



そんなことには目もくれず



少し間をおいて、大きく息を吸いこう言った。




 「あなたたちには、イマジンワールドで"冒険者"になり、魔王を倒してほしいのです...!!」



"いつもの決め台詞です感"満載の言葉と先の不安も相まって周りの冷ややかな目が女神様に刺さった。



それが気に食わなかったのか、女神様はムスッとして、気分を損ねブツブツと文句を言い始めた。



「なによその不満そうな顔..!ロマンがあるじゃない"ロ マ ン"が!別に農業職について死ぬまでジャガイモ植えてもいいし、料理人になって死ぬまでにんじん切っててもいいのよ!ブツブツ....」




なるほど。冒険者以外にも職業があって、何も絶対に冒険者になれという事ではないらしい。


続けて女神様は、声を大にしてこう言った。




「しかも、冒険者はね!もらえるお金が高いのよ...!!」


    シーーーン




一瞬、場が静まりかえった後



この言葉を待ってました。



と言わんばかりに周りからは




 「やってやるぞー!」




 「第二の人生謳歌してやる!」




などの歓声が飛び交った。


なんだかよくわからないけど、皆やる気になってるみたいだ。



そんなことを思っていた時



 ん..?後ろから肩をポンッと叩かれた。



後ろを振り返ると、そこには"かずき"の姿があった。




 かずきは"不敵な笑み"を浮かべて




 「面白そうじゃねぇか..俺は"冒険者になる"  もちろんお前もなるよな..?」




顔を近づけて僕に答えを求めた。



呼吸が浅くなり、唇は震え、あまりの恐怖に"No"とは言えず、




「な..なるよ..冒険者に..」




と呼吸が苦しい中、声を振り絞り、後先考えずに返事をしてしまった。


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この二つ返事が原因で、後に地獄を見ることを僕はまだ知らなかった。


【読者の皆さまへ】




少しでも面白い!




続きが気になる!




と思われた方は、




"広告下の☆☆☆☆☆を★★★★★のように黒く塗りつぶして、応援していただけると嬉しいです!"








今後の参考にしますので、評価などもよろしくお願いいたします。

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