厨二病
2話の投稿になります。
どんなコメントでもいいのでお待ちしております。
翌日、学校では後期の生徒会役員をクラスから男女一人ずつ決める事になった。
もちろん男子からは成績優秀な文月が手を挙げたが、女子からは誰も手を挙げる人はいなかった。
(やはり俺の邪神なオーラが強すぎて恐怖を感じてしまっているのだろう)
多分、文月とやるのが嫌なだけである。
中々決まらずチャイムが鳴ってしまうところだった。
そのとき一人の女子が手を挙げた。
それは、千早だった。
これには驚きながらも千早に拍手が上がった。
(俺の邪神なオーラよりも強いオーラ纏っている気がしたのだが、気のせいか)
さすが厨二病、よく分からない。
「はい!これで生徒会役員は文月さんと千早さんで決定しました。
早速今日の放課後生徒会役員の見合わせがあるので忘れずにお願いします」
「へーい」
そして放課後、生徒会役員の見合わせで自己紹介が始まった。
「はい。生徒会の皆さんには一言、意気込みをお願いしたいと思います。」
皆んなが嫌がるなか、自信気に千早が真っ先に手を挙げた。
(へー、結構普段静かだけど、意外と積極的なんだなぁ)
「3年2組の生徒会を努めることになりました。
刹那千早です。学校をよくするためには生徒会全員が力を合わせるしかありません。皆んなで意見をたくさん出し合い、反対意見や賛成意見の根拠を用いて結論をだすことで一般生徒達が規則正しい学校生活を送ることができるかと思います。ですが、まずは私たちが学校のルールというものを再確認をし、その上ではないと正しい結論は出すことはできないと思いますので生徒手帳に書いてあります、学校の条全ての192か条の暗記をお願い致します」
‘……いやいやガチすぎて引くレベル!てか、192か条もあんのかよ。)
「えーと、でわ文月さんもお願いします」
「あ、え、はい」
(同じく3年2組の生徒会になりました。飛鳥馬文月です。現実的に考え、それが今必要なのか?と皆と意見をゆっくり出し合い確実に学校を良くしていましょう)
なんてことは言わず
「同じく3年2組の生徒会になりました。飛鳥馬文月です。みんなで協力して学校をよくしていきましょう」
文月は意気込み言った。
文月は千早のことがとても気になった。
静かで勉強だけしてるような人だと思っていたが、第一印象の予想を覆すようなことばかりする。
(こいつ何か俺と同じ特別な特殊能力を隠しているのではないか?だが、邪悪なオーラなど全く感じないんだよな)
読んでくれてありがとうございます。
次回もお願いしやす