ヒロミちゃんとの出会い
一般的にサイコパスはついつい魅力を感じてしまうような人物であることが多いです
何かの能力に長けていたり、八方美人であったり、世渡りが上手であったり
そのあり方は個人によりますが、多くの場合彼ら(彼女ら)はそのことを自覚しています
真のサイコパスとは、そういった優れた点がある故に自信家で、周りと自分との間に一線を引いている場合が多いのです『その他大勢、どうでもいい存在』と
悪く言うならば相手に一切心を許してなどいないのです。あくまでそう思えるだけ、まやかしです
勘違いされがちですが、彼らに善意なるものは無いのです。故に他人行儀、社交的、冷静沈着
あくまで優しい言葉は面倒さ故の社交辞令、もしくは演技でしょうね
良く見知った人がアナタに向けたその笑顔の奥で、アナタの知らないその方が嘲笑っていませんか?
―――高校の入学式―——
学力のあまり高くない僕は、地元の公立高校に入学した。
昔っからオドオドしがちで女子に耐性がないボクはこの日も人を避けるように自分のクラスへと入る。
いいんだ別にそれで、目立たないようにすればもう標的にされることもないんだし…
頼むから目立たないような人が隣に来てくれ…
「でねー、中学の時さぁ私の友達のミエコがぁー」
ガラガラと音をたてて教室へ入ってくる女子。もう仲良くなったのか…ホントに群れるのが好きだよね女子って。
うるさいのはキライだ、ボクは静かにしてたいんだ。
頼むからこっちに来ないで、あっちに行ってくれ!
そんなボクの願いも虚しく、リーダー格と思わしき子がこっちにやってきた。
「おはよ!隣だね私たち、今日からよろしく!」
隣だって?ふざけんな!なんで僕ばっかりいつもこんなことに!
『お、おはよう…ございます』
「アハハ、元気ないね、どしたの?寝不足かな?ミチタカくん!」
へ?な、なんで僕の名前を
「あ、もしかしてなんで名前当てられたのかビックリしてる?
そりゃあんだけ変な動きしてたら嫌でも目立つよぉー、しかも私たち席となりだよ?」
とっさに顔を上げて彼女の顔を見たとき、そこにいつも僕を笑っていた女子の気持ちの悪い笑顔はなかった
「ほら握手!せっかく隣の席なんだから仲良くしよ!」
そう言われ、差し伸べられた手に自分の手を重ねたとき
僕は恋に落ちた
「私はヒロミ、改めてよろしくねミチタカくん」
そう言われ、とっさに手を振り払う。
この心臓の高鳴りが伝わってしまうような気がして
荒くなり始めた息が聞こえてしまうような気がして
『ご、ごめん。よろしく。』
――それが君との、ヒロミちゃんとの出会いだったね
ヒロミちゃん。僕は君が大好きだよ。———
「何をニヤついてんのよ。気持ち悪い」
『あ、ごめんね?なんか思い出しちゃって…』
「ん、アンタ分かりやすいのよ」
ヒロミちゃんの脳内イメージですが
ごめんなさい正直沸いてきませんごめんなさい




