ヒロミちゃんとボク(ミチタカ)
ミチタカいいよね
バルス
放課後、彼女から呼び出しを受けて屋上へダッシュする
息を切らし、汗を流しながら
非モテの運動神経皆無な僕には辛いよ…
やっと屋上に着き、ハァハァと吐息混じりにこう切り出す
『ごめんね、遅くなっちゃったヒロミちゃん、急に呼び出して何の用事?』
てか屋上にダッシュで来いって…鬼ですか?
「ねぇミチタカ、アンタは私のこと好き?」
へ?
えっ、な、なに言ってるのさヒロミちゃん
きゅ、きゅきゅ急になんてことを!
「好きかどうか聞いてんのよ、んでどうなのよ?」
えと…それはもちろん
『好き…だよ。大好きだよ』
「フーンそう。なら私も好き」
え、
ええええええぇッ!?
以外とアッサリ、僕ビックリ!
「…で?」
『えっ?でっ、てなにが?』
「察しが悪いのね、だからアンタは非モテなのよ
好きならなんか言うことあるんじゃないの?」
あ、確かにそうか
こんなこと女の子に言わせることじゃないよね
『好きです…付き合ってくださ…い?』
「アンタ本人を前にして疑問形なのね…流石にナイわ」
『好き!好きです!付き合ってください!お願いします!』
それを聞いてニヤリとした彼女はこう続ける
「分かったわ、付き合ってあげる。だから私と放課後に話をするようにしましょ。できるだけ毎日」
『うん、でも…一体何を?』
「私が好きならどんな人間か…知りたいでしょ?私ね、俗にいうサイコパスなの」
『は、はぁ…サイコパス…』
サイコパス、聞いたことはあるけど…なんだっけ?
「私もね、知って欲しいのよ私という存在を。ぶっちゃけ隠したりするのも疲れるし」
隠す…ってことはヒロミちゃん無理してたのかな?
なら僕はこう答えよう
『うん。わかったよヒロミちゃん。で、一体何から話すの?』
「そうね、まず私とアンタの出会ったとこから、私がいかにサイコだったか教えてあげるわね」
―――急に付き合うことになったボクと彼女、ヒロミちゃん
彼女は自称『サイコパス』…らしい?―――
うまくサイコパスが書けるかな
自分はソシオパスなので無理かもわからん、けど頑張るよ