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魔王の成りそこない  作者: 味醂味林檎
ベエル暦一七三五年 過ぎ去る時

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27/53

第七月二週目第一曜日

 キャンディとの付き合いもそれなりの長さになったが、今になってわかることは、あの奔放な女に付き合っていられるロバートとマイケルは相当に心が広いというか、忍耐力がありすぎるのではなかろうか。魔力こそ人並み以下の、魔族としては全くもって取るに足らない存在であるが、この兄弟の精神性については私も認めなければならないものがあると感じている。

 人間交じりの魔族であることを理由に居心地が悪い思いをした経験があるという彼らだが、そればかりは親を呪えとしか言えない。そのように生まれたのは親のせいで、余計な苦労を背負うのもそのせいだ。

 キャンディとは強い絆で結ばれている、と彼らは主張している。キャンディも人間交じりだから、そういう連中同士でしかわからないことがあるのだろう。

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