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魔王の成りそこない  作者: 味醂味林檎
ベエル暦一七一七年 春の日差し、はじまり

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11/53

第三月四週目第七曜日

 キャンディがこれまで集めてきた『すこし不思議なもの』の保管庫を見た。私からすればほとんどががらくたとしか思えぬものも随分多かったが、概ね手の込んだ魔術品が揃っていた。

 中には古代のアーティファクトもある。貴重な歴史学的資料となるものもある。希少なものも当たり前のように収容されているあたり、キャストの財力が感じられる。コレクターが金を持つとどうなるか、この保管庫はわかりやすく示している。そして私がこのがらくたどもと同列に扱われているというのは、やはり遺憾だ。

 キャンディはものは使いようだとか使い道がないものはないだとかあれこれ言葉を並べ立てるが、果たしてあの女は全て使いこなせるほどのキャパシティがあるのだろうか。あの女はまだこの保管庫に物を増やし、さらに保管庫を拡張するつもりでいるようだが、どこまでやる気なのだろう。

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