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名も無く果てなくスチャラカな200字

ある結婚【200字】

ビルのエレベーターが落下した。

かけつけた消防隊員が、潰れた搭乗カゴの中で抱き合って死んでいる男女を発見した。2人とも最上階の会社の社員だった。

ふと消防隊員は彼女の手に握られた手紙に気づいた。

「エレンへ。 君を愛してる。もし結婚してくれるなら、僕は今ここで死んでも構わない! スティーブ」

男の手には、小さな箱が握られていた。

消防隊員は中の指輪を彼女の指にはめてやると、被害者の報告を、新婚の夫婦に訂正した。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 再読♪ ラストが心に優しくて素敵です(*´ー`*) 本羽 様 のレビュー文もとっても素敵でした! 
[良い点]  本当に優しい素敵な物語でした。  200文字でこんな素敵な物語作れるなんて本当に凄いと思います。
[良い点] 消防士さんの粋な計らいに優しさが感じられますね。 結婚式場では「死が二人を分かつまで」と生涯の愛の宣誓を行いますが、エレンさんとスティーブさんの場合は最期の瞬間に結ばれたのですね。
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