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誰にでもない、ありがとう

作者: 絵宮 芳緒
掲載日:2026/03/21

何気ない日常も、過ぎていく時間も、

出会う人たちも。


当たり前だと思っていた。


けれど――


それは当たり前なんかじゃなくて、

たくさんの偶然が重なって、

今ここにあるものだった。


誰かの声や歌に、何度も救われたことがある。


直接言葉を交わしたことはなくても、

その声や想いに、

そっと背中を押された。


美味しいと思えるご飯があることも、

当たり前のようで、当たり前じゃない。


忙しい日々の中で、

ふと口にした温かい一口に、

心がほどけたこともあった。


帰る場所があることも。


言葉にしなくても、

そこにいてくれる人がいることも。


あの時、あの場所で出会えたことも。

何気なく交わした言葉も。


全部が、少しだけ違っていたら、

きっと今の私はいない。


偶然のようで、

でもどこか、必然だったのかもしれない。


だから私は、

今日も静かに思う。


全部に名前をつけることはできないけれど、


確かに、届いている。


――ちゃんと、ここにいられてよかったと。

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― 新着の感想 ―
私は幸せを当たり前と思っていますよ そして幸せが当たり前であることに感謝しています 当たり前であってくれてありがとう、と
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