『オリーブと梟』 ~ 転生ローマ史劇へのご招待 ~
皆様、こんにちは、こんばんは。または おはようございます、作者の岡田 平真/オカダ ヒラマサ です。
まずは本作品をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。いよいよ本格的な歴史劇が始まりますので、その前に少しだけお時間をいただき、この物語についてご紹介させてください。
(先を急ぐ方は、そのまま〈次へ〉とお進みくださいね)
■この作品の魅力
本作品は、現代日本の会社員が古代ローマ世界に転生し、歴史知識を武器に激動の時代を生き抜く本格歴史小説です。
舞台は紀元前1世紀の共和制末期のローマ。ユリウス・カエサル、ポンペイウス・マグヌス、キケロ、クレオパトラやマルクス・アントニウスといった、歴史に名を刻んだ英雄たちが実際に活躍していた時代です。
主人公ティトゥス・クリスプスは、転生者として持つ現代の知識と歴史の記憶を駆使して、この複雑で危険な世界を渡り歩いていきます。
ただし、これは単なる「歴史知識無双」の物語ではありません。大きな歴史の流れや結末を知っていても、個人の心情はわからず、また突発的な出来事までは予測できないからです。
主人公は常に悩み、迷い、時には失敗しながら自分なりの道を切り開いていく、等身大の人物として描かれています。
■こんな方におすすめ
✓ 歴史好き、特にローマ史に興味がある方
→史実に基づいた本格的な古代ローマ世界を再現しています
✓ 転生ものでリアリティのある知識チートを楽しみたい方
→派手な魔法ではなく、政治・経済・軍事の知識で迫り来る様々な困難を乗り越えます
✓ 政治・外交・軍事の駆け引きが好きな方
→ローマの元老院政治から戦場での策略まで、知略戦が盛りだくさんです
✓ 重厚な長編でじっくり世界観に浸りたい方
→数十年にわたる壮大な人生を描く大河小説です
✓ 友情・信頼・裏切りといった人間ドラマが好きな方
→ラビエヌス、カエサル、キケロをはじめとした魅力的なキャラクターとの関係性が見どころです
✓ 文明発展、制度を持ち込む主人公が好きな方
→史実にはない文化をティトゥスがどのようにローマ世界に導入するのか、ご期待ください
■物語の構成と今後の展開
第一部:アスクルム編(同盟市戦争勃発〜中盤)
転生した主人公が、留学先の都市アスクルムの危機を知略で乗り切る成長譚。無血開城という史実にない結末を目指します。
第二部:ローマ政界編(予定)
舞台をローマ本国に移し、若きカエサル、キケロ、との出会いと友情、またスッラとマリウス、そしてストラボの政治闘争を描きます。
第三部:立身出世編(予定)
スペイン戦役、キリキア戦争、スパルタクスの乱といった手に汗握る軍事・戦略から、護民官選挙、財務官、按察官、法務官へと駆け上ります。
第四部:三頭政治・ガリア戦争(予定)
東方戦役、執政官、そしてポンペイウス・カエサル・クラッススの三頭政治時代における政治的駆け引きをお楽しみください。
第五部:ガリア戦争編(予定)
カエサルのガリア征服戦争への参戦と、激動のローマ政界における友情への試練と結末とは。
最終部:内乱編(予定)
いよいよカエサルとポンペイウスの最終決戦。ローマ世界を巻き込んだ大いなる内戦、そして運命の分かれ道。
■読み方のガイド
最初の数話は主人公の幼少期と世界観の説明が中心となりますが、第三話以降から本格的な歴史ドラマが展開していきます。
群像劇となることから、各エピソードで話者や場面、時間設定が異なることがありますのでご注意ください。今どこにいるかわからなくなったときは、文頭をご確認ください。年月、場所、話者を記載しております。
古代ローマの専門用語や歴史的背景については、物語中で自然に説明するよう心がけていますが、分からない点があればコメント欄でお気軽にご質問ください。また、歴史に詳しい方でも楽しめるよう、史実とは異なる独自の展開も織り交ぜています。
「元老院」「執政官」「護民官」といったローマの政治制度や、当時の社会情勢についても、物語を通じて自然に理解できるよう配慮しています。歴史の予備知識がなくても、最後まで楽しんでいただけるはずです。
一方、難しく感じる事柄があった場合もお気軽にコメントやレビューなどでお問合せください。誠意をもって回答させていただきます。
■作者からのお約束
この物語は、読者の皆様の貴重なお時間をいただく以上、最後まで責任を持って完結させます。第一部の更新スケジュールは、基本的に 2回 / 日 を予定しており、最終的には95話ほどとなり、2025年9月初旬に完結予定です。
また第二部は2025年秋頃からスタートする予定でおります。
長い旅路になりますが、古代ローマという壮大な舞台で繰り広げられる、友情と策略、理想と現実の物語を、ぜひ最後までお付き合いください。
また、この作品を面白いと思っていただけましたら、評価やブックマーク、そして何よりコメントをいただけると、作者の励みになります。読者の皆様との交流も、この作品の楽しみの一つだと考えています。
それでは、次話より本格始動する「第一部 アスクルムの戦い」をお楽しみください。
岡田 平真 拝