紅姫
どうも。紅姫です。これはリアバナ、を、もとにした話。
私になったつもりでどうぞ読んでみてくださると幸いです。
ピピピピピピピピピピピピッ!
と、携帯目覚ましが鳴った。
「ふぁ~~~」
起床。私の朝の始まり。今日も一日がはじまる。
初音 紗代。中学一年生。性格でいうと、「ド天然」・・・・と、家族には言われる。
目をこすりながら、私はリビングのある一階へと降りる。昨日の体育の筋肉痛がとれていない。
「おはよォー」
挨拶。
「紗代チャンおはようー。もう少しで起こそうと思ったのよ。」
これはうちのママ。メガネが似合いすぎる具合の顔立ちだ。
私は急いで朝の食パンを食べると、ママが作ってくれたコーヒーを飲み終えた。
すばやく制服に着替えると、私は家を出た。
シャーシャーシャー。
優しいブルーの自転車が、ゆっくりタイヤを動かし音を立てる。
いつもの公園を左にカーブ。その先には、一人の少女がキョロキョロしていた。
「果歩ー。おはよー」
すると可愛いマッシュルームヘァーの手先がかすかに動く。
「オッいたいた。おはよう。」
彼女の名前は、杉菜 果歩。私の小学校からの親友で、いつもこうして朝待ち合わせをしている。
「んじゃ、ィこッ」
二人は自転車をこぎだす。すると、3人の男たちが、列に並んでこっちへ来るのが分かる。
(来た・・・ッ)
ふいに呟いた。そこへは、一番後ろに座っている谷口 幸助。これが気の小さい男の子だ。
そして2番目にいくのは、茶髪のはねた横髪を揺らしながら可愛い顔でいるのが、奥田 雄大。こいつはチビで馬鹿で頭の悪い奴だwだがみんなにはそれほど嫌われていない。問題は、その二人を率いって先頭をいく男だった。あいつは荒木 颯馬。こいつが、いがいに一番厄介者。一見クールな性格にみえるが、自分の認めた奴にしか本音をださない無駄なプライドを持った奴。私はこいつと小学3年生からの友達だ。これぞ腐れ縁とでもいうのだろうか。まァそんな関係の・・・はずだったのに。
「チューッす!荒木ら」
声をかけてみる。
「・・・・おは」
照れて顔を赤く染めた奴の顔。風にふんわり揺れる髪。似合いすぎる黒色の学ランは、いい具合にしわをつけている。私はその姿をただじーーーーっと見つめているだけだった。
「紗代?行くよ?」
果歩に顔をのぞかれ、すっかり私は赤くなってしまった。そして、不意に正気に戻る。
「アッ・・・ごめんごめん」
何!?
これが私の行動に不審を感じた心の声だった。
ガラッ
教室のドアを全開。
「おー。おはようえぐっつァん」
私の名前はえぐっつァんだ。名付け親は、荒木。何故だかわからないがつけられた。
この名前がひろがっていき、今の私がいる。まァ「没」・・・・というのも納得はできないセンス。
略して、微妙。だ。
バックの中から教科書を机の中にぎゅうぎゅう押し込む。入らない。
だんだんイライラしてきた。グシャッと、音がした。
「あれ?なんか変なおとした。・・・、ま、いっか。入ったし」
この紙が私にそんな意味をもたらすとは知らずに。