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2-2

「あー、お肌ツヤツヤ」


NNN54は暗黒の神官服を着直して朝日を浴びている。

なんらかの魔法の力でずっと着ている服がクリーニングしたてのようにピカピカになっている。

力がみなぎっているらしい。


「ネフロレピスは神様を自称してたけど、この世界で信仰されてたりするの?」


「一部で信仰されてるけど他の教団から邪教扱いされて弾圧されまくってるからネフロレピスの信者とか言わないほうが良いわよ」


「邪教扱いなんだ」


やはり邪教扱いか、神様からしてあれだし。

その扱いは妥当だと思う。


「さて聞きたいことはNNN54に聞いてくれって」


「あー、その名前可愛くないから別の名前にしてくれるかしら。天使アイリーンって呼んで」


「じゃあ天使アイリーン、あの場に集められてたのはどんな基準で集められていたの?」


「全員死んだ人、死因は様々、共通しているのは全員男性なことと全員地獄行きが確定していること」


「地獄行きが確定……やっぱり悪いことすると地獄に落とされるの」


「悪いことをしても地獄に落とされないわね、人は人殺しを悪いことだと思っているけど牛や野菜を殺すのと人を殺すのは神様から見れば変わらないから」


「人を騙したりするのは?」


「人間同士の契約でしょ、神様には関係ないわね」


「じゃあ何をしたら地獄に落ちるの?」


「そりゃ魂が汚れるからかな……人を殺して地獄に落ちる人は多いけど野菜を殺して地獄に落ちる人は少ないわ、恐らく罪悪感や罪の意識が魂を汚している、もしくは激しく憎んで人を殺した場合なんかだと殺したことが原因じゃなくて激しい憎しみが魂を汚して地獄行きね」


「なるほど」


神はどんな罪でも許してくれるとかいうのは世界中の宗教で見られるけどそういう理由があったからなのか。

確かに罪悪感や罪の意識に苛まれているなら寄付とか人助けとかすれば解消されるだろうし、誰かを激しく憎んでいるのならもしその相手を許すことができれば解消されるだろう。


「ヒロトは日本人だから仏教で説明すると無明ってやつね、本来の魂は曇りのない綺麗なものなのに生きてるうちに汚れていってしまうという」


それはそうと俺の魂は汚れていたのか……。

色々と注意しよう。

心構えとか。

何かコツみたいなのはあるのだろうか。


「魂を汚さないコツのようなものはある?」


「魂を汚さない方法で一番重要なのは欲のコントロールね。例えばお金が欲しいけど手に入らない、すると自分の稼ぐ能力の無さに腹を立てる、お金持ちを妬み嫉妬する。恋愛の欲も魂を汚すことがあるから注意ね、会いたいけど会えない程度ならまだしも失恋や浮気は精神が荒廃しちゃう人も居るくらいだから魂の汚れ具合はお金持ちへの嫉妬よりヤバイかも」


欲のコントロールか、難しいな。

保留でいいか。


「恋愛に関しては私も本当に気をつけないとなあ……」


何か独り言を言っているが聞かなかったことにしようと思う。


「わかった、地獄とか魂の話はもういい。これからどうするか話そう」


「そうね、そもそもここって何処?」


「わからない」


その場を静寂が支配した。

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